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キンシ正宗株式会社
地域 | 京都市内, 伏見区 |
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業種 | 10:飲料・たばこ・飼料製造業 |
50音 | カ行 |
我社の仕事
「金鵄正宗」の創業者堀野家の初代松屋久兵衛は天明元年(1781)中京の堺町通二条上ル亀屋町で良質な水を生かして酒造りを始めました。明治13年さらに名水を求めて伏見に進出。明治29年金鵄勲章を配して代表商標として使用しました。
御所の南に創醸した初代松屋久兵衛がひたすら願ったのは「松屋の酒を通じて人々の暮らしの中に豊かなこころを育み、人と人の関わり合いの中でもっと幸福になってほしい」ということでした。いま当社はこの創醸者精神に立ち返りグローバルな視点で社会・人々に貢献する社会的存在としての企業を目指しています。
御所の南に創醸した初代松屋久兵衛がひたすら願ったのは「松屋の酒を通じて人々の暮らしの中に豊かなこころを育み、人と人の関わり合いの中でもっと幸福になってほしい」ということでした。いま当社はこの創醸者精神に立ち返りグローバルな視点で社会・人々に貢献する社会的存在としての企業を目指しています。
自慢の逸品
写真は、純米大吟醸「松屋久兵衛」です。キンシ正宗創醸者の名を冠した最高級の純米大吟醸。全量山田錦を35%精米。杜氏入魂の手造りで丁寧に醸しました。爽やかな吟醸香と上品で雑味のない綺麗な酒質です。
技術者の思い
キンシ正宗の本社蔵内にある常磐井の水は、日本の名水百選にも選ばれた御香宮に湧きでる御香水と同じ水脈です。現在においても常磐井は毎時70トンを揚水し、この「自然の恵み」を「命の水」としてキンシ正宗の酒は造られます。
製造プロセス
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洗米・浸漬
精米された米には糠やゴミなどが付着しています。これらを洗い流す工程です。浸漬(しんせき)は米に水分を吸水させる工程です。しかし、ただ吸わせれば良いというものではなく、使用する目的ごとに吸水率が異なります。難しいのが、同じ種類の米であっても、年度や産地が違うと吸水率は異なります。 -
麹造り
蒸しあがった蒸米を自然放冷します。そして、蒸米に種麹についた麹菌を振りかけます。麹菌の繁殖と、麹の乾燥のため、手を入れて麹を撹拌し、温度ムラをなくすのと、麹に酸素を供給していきます。 -
醪造り
醪(もろみ)とは、仕込みに用いるタンクの中で、麹、酒母、蒸米、水が一つになったものです。前もって造っておいた、麹、酒母に加え、蒸米と水を3回に分けて、だんだんと量を増やしながら仕込んでいきます。20日~35日ぐらいかけて、ゆっくりと醗酵させ、熟成すればいよいよ搾りとなります。 -
上槽
醪の状態を見て、杜氏が「熟成した」と判断された醪を、溶けきっていない白米や麹などの固形分と、液体分とに分ける工程を上槽(じょうそう)と言います。「自動醪圧搾機」と呼ばれる機械で搾ります。 -
冷蔵保管
搾ったお酒を、瓶に詰め、ラベルを貼って検査した後出荷します。また、いつでも美味しくいただいてもらえるように、すぐに出荷しないお酒は、冷蔵保管して品質管理しています。
どんなところに使われているの?
贈答用として、熱燗で、冷酒で等のシーンがあります。お店で仲間と味わうもよし、自宅で家族と味わうもよし、楽しい時間を過ごしていただければと思います。
ものづくりを支える仕事
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製麹室
麹造りの部屋です。この部屋の中で麹づくりを行います。酒造りの重要な工程ですので厳密に管理されています。
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醸造機
醸造機にてもお酒を造ります。
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瓶詰ライン
出来上がったお酒を瓶詰するラインです。
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店舗
本社入口に店舗があります。
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表彰
2017年全国燗酒コンテストにおいて金賞を受賞しました。写真は、ハワイで行われた国際酒会にて金賞をもらった時の賞状です。
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堀野記念館
京のつくり酒屋と町屋文化の博物館です。中京区堺町通二条上ル亀屋町にあります。京都の地麦酒と呼ぶにふさわしい環境で、キンシ正宗の地麦酒が醸造されていく様子もご見学頂けます。
会社概要
事業内容 | 酒類の醸造および販売 |
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設立 | 1936年 |
代表者 | 代表取締役 堀野 恭史 |
所在地 | 〒612-8081 京都市伏見区新町11丁目337-1 |
電話番号 | 075-611-5201 |