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丸染工株式会社
地域 | 京都市内, 下京区 |
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業種 | 11:繊維工業 |
50音 | マ行 |
我社の仕事
京友禅呉服はわが国における染呉服の代表的な種類であり、全国の染呉服生産量の約80%を占めています。その製作工程は分業になっており、様々な専門業者がたくさんあります。
弊社はその中の1つである板染め友禅という手法で着物の染付けをしております。「手描き友禅」は反物(たんもの)一枚一枚を塗り絵のように筆で色づけしていく技法ですが、それに対して「板染め友禅」は筆を使わず型を使います。まず反物の模様部分の色別に型を作り、それを版画の要領で反物に染め付けしていくのです。染め付けは各色別に作った型ごとに行っていきますので、多くの色を使用したデザインなどになりますと、何版もの染め付けを行うことになります。
弊社はその中の1つである板染め友禅という手法で着物の染付けをしております。「手描き友禅」は反物(たんもの)一枚一枚を塗り絵のように筆で色づけしていく技法ですが、それに対して「板染め友禅」は筆を使わず型を使います。まず反物の模様部分の色別に型を作り、それを版画の要領で反物に染め付けしていくのです。染め付けは各色別に作った型ごとに行っていきますので、多くの色を使用したデザインなどになりますと、何版もの染め付けを行うことになります。
自慢の逸品
板染友禅では染料を一色ずつ摺り込むので色の数だけ型紙の枚数が必要になり、したがって模様が細かくなるほど型紙の枚数が増えるわけです。一つの柄で30枚もの型紙を使う場合もあります。このように一枚の着物にはたくさんの職人さんの力と技が、そして着物に対するやさしい気持ちが盛り込まれています。
技術者の思い
手描友禅は伸子張りをした布地に下絵を描き、さらに糸目糊を使って下絵の上に模様の輪郭を書いていきます。これが友禅染の一番の特徴で「糸目置」といいます。この糸目置きをすることで、友禅染が鮮やかな色を何色も使い分けられるのです。色挿しに用いる染料は約20色あり、これらを調合して何十種類もの友禅独特の色を作り出します。次に板染友禅ですが、手描で行う工程を型紙を使って行います。模様に大きさに合わせて大小様々の刷毛に染料を付けて摺り込んで染めていく「摺り染」と、もち米糊に染料を混ぜた「色糊(写し糊ともいう)」をヘラでしごく「しごき染」とがありますが、共にかなり高度な技術を要します。
製造プロセス
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図案・配色
丸染工には数多くの図案が存在します。その数およそ1000件。また、今でも毎年10件から20件の新柄が生まれております。卸問屋さん、図案屋さんと綿密に打ち合わせをしながら図案を作成します。一つの柄で15色から多い時は30色程度の色を使い、配色伝票に記入します。 -
色合わせ
長い歴史の末、現在では5,000色以上の色見本が保存されています。通常、着物1つの柄でおよそ20~30色の色を使います。全ての色に番号が振ってあり、配色伝票に明記されます。その指示に合わせて都度、色をあわせます。 -
地張り
友禅板にトロと呼ばれる糊を延ばし、生地をまっすぐに貼り付けます。 糊にムラがあったり、余分にのっていたりすると、生地に滲み込むなどして友禅に染めムラが出来るので、刷毛で繰り返し、素早くのばします。 友禅板は両面で一反の生地が貼れる様に、7メートル程の長さがあります。 -
型置き・染色
地張りをおえた生地に型を置き染色します。 工程順に、白糸目、金糸目数種類の色糊、ぼかし、伏せ、ヒッコ等の作業を着物の各部位ごとにひとつひとつ丁寧に染め上げます。友禅の工程の中でもっとも繊細で熟練の技術を必要とする工程となります。 -
地染め
伏せ終わった生地を柱と柱の間に引っ張り、横方向には伸子を張り、引染地入れ液を刷毛で均一に引きます。 その後、刷毛による引染で地色が入れられます。長い生地をムラ無く均一に染め上げなければならないこの作業は、技術と同時に早さも求められます。
どんなところに使われているの?
この後京友禅のの工程は、蒸し、水元、印金・刺繍、を経て.完成します。これら約20種類の専門職はすべて分業して行われ、振袖が完成します。
ものづくりを支える仕事
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染色工場
型に合わせて染色する工場です。隣に色挿しを行う染料の部屋もあります。
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事務所・配色伝票作成
事務所では振袖の柄に色を配色し伝票を作成します。完成の振りそでをイメージしながら色見本と照らし合わせて配色します。
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男着物専用オンラインショップ
京友禅染の老舗染匠の五代目として着物をたくさんの人に気軽に触れて頂きたいと思い、男着物専用の通販サイトを立ち上げました。
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レンタルきもの店舗
長年着物をつくり続けてきたプロの目で選んだ着物を、ぜひ楽しんでいただきたいとレンタル着物をはじめました。
会社概要
事業内容 | 着物染色業及び小売販売・通信販売業務 |
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設立 | 1956年 |
代表者 | 代表取締役 加藤定夫 |
所在地 | 【本社】〒600-8396 京都市下京区猪熊通高辻上る槌屋町327 【工場】〒615-0912 京都市右京区梅津東溝口町34 |
電話番号 | 075-861-1393 |