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佐々木酒造株式会社

地域 京都市内, 上京区
業種 10:飲料・たばこ・飼料製造業
50音 サ行

の仕事

当蔵は明治26年、初代佐々木次郎吉が現在の地に創立いたしました。
もともとこの京都上京の地は、関白秀吉の邸宅であった<聚楽第>のあった場所であり、「出水」という地名が残っているように、良質の地下水に恵まれたところです。
その聚楽第跡にて千利休が茶の湯にも使ったといわれる銀明水を仕込み水とし、全ての酒を京都・洛中伝承の手造りの技法にて醸し続けております。
当蔵方針として、米の旨みを大切に、濾過・脱色等の処理を差し控えて自然のままの清酒を出荷することを心がけております。

自慢の逸品

写真は、聚楽第 純米大吟醸です。
銘酒はいい米、いい水、いい杜氏から生まれます。純米大吟醸聚楽第は、それらが三位一体となった清酒の中の芸術品。酒造好適米の山田錦を最高まで精米し、腕利きの杜氏や蔵人が低温でじっくり育て上げた特別なお酒です。果実のような吟醸香と気品のある味わいをお楽しみください。

技術者の思い

日本酒は、お米と水と麹と酵母それぞれが調和して生まれます。並行複醗酵(ひとつのタンク内で糖化とアルコール醗酵が同時になされること)という素晴らしい日本古来の伝統によって、造り手は麹や酵母が健全に育つようにお手伝いをする、という気持ちでお酒造りをしています。
現在までに受け継ぎ培った経験に加えて、新しい技術を積極的に取り入れながら、さらなる品質向上を目指し続けてまいります。
  1. 洗米、浸漬、蒸米

    精米されたお米を洗米後、決められた吸水率になるまで浸漬します。その後水切りをして甑(こしき)と呼ばれる大型の蒸し器でお米を蒸し上げます。
  2. 麹造り

    麹を造るため、蒸米にもやし(種麹)をふりかけています。その後麹室と呼ばれる部屋で約二日かけて菌を繁殖させます。麹はお米のデンプンをブドウ糖に糖化させる役割を担っています。
  3. 酒母造り

    酒母とは名の通り、お酒造りに不可欠な酵母を大仕込みに向けて、純粋培養したものです。仕込むお酒によってお米の品種や酵母の種類が異なるため、タンクごとに分けて管理しています。酵母が糖を食べてアルコールを生み出します。
  4. 段仕込み、醪醗酵、上槽(搾り)

    事前に用意した麹、酒母を使って本仕込みに入ります。タンクに麹、酒母、蒸米、水を加えてもろみを仕込み醗酵させます。醗酵を終えた醪(もろみ)を圧搾機で搾り、酒と酒粕に分けます。
  5. 瓶詰

    搾られたお酒はろ過・火入れ(加熱処理)を行った後、大型タンクで貯蔵されます。貯蔵されたお酒は小分けして加水、再度火入れを行い瓶詰め。打栓~ラベリングまで一貫で行われます。

どんなところに使われているの?

お店で飲むもよし、家で飲むもよし、ホームパーティなどでも、是非召し上がっていただければと思います。季節限定品など様々な日本酒を取り揃えていますので、いろいろな銘柄を楽しんでいただければと思います。
  • 店舗

    当社のお酒を販売しています。各種取り揃えていますのでぜひお越しください。

  • 貯蔵タンク

    出来上がったお酒は、大型タンクに保存されています。

  • 吟醸もろみ上槽システム

    圧搾機で搾る方法もありますが、このシステム(遠心分離)で搾るお酒もあります。

  • 倉庫

    色々なお酒を保管し、出荷を待っています。

  • 自販機

    店舗は、土、日、祝日はお休みですので、店の前には自販機もあり、自販機での購入も可能です。

  • 表彰

    当社のお酒は、各種コンテストで表彰をもらっています。近年では、聚楽第が「全国新酒鑑評会」において、3年連続で金賞を受賞しました。

会社概要

事業内容 清酒の製造、販売
設立 1987年
代表者 代表取締役 佐々木 晃
所在地 〒602-8152 京都市上京区 日暮通椹木町下ル北伊勢屋町727
電話番号 075-841-8106