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巴製糊工業株式会社

地域 中京区
業種 32:その他の製造業
50音 タ行

の仕事

弊社は繊維織物業向けの捺染糊剤及び糊材料を製造販売してます。弊社の製品は洋服、和服、スポーツウェア、広告幕・旗などの色柄をつける製造工程で使用されています。伝統的な染物や洋服のプリント用の糊剤の企画製造し、インクジェットプリント用の前処理剤の展開もいち早く対応しています。

自慢の逸品

弊社は繊維染色分野へのインクジェットプリンター導入の動きにいち早く対応しました。
色柄をデジタルで管理するインクジェットのプリントにおいては素材に前処理を行う事により高画質の色柄の実現スピードアップなど特有の問題も捺染で培った技術を応用して対応してきました。絹の和装、ポリエステルなどのスポーツウェアといった衣料品を主体とする一方広告宣伝旗でも展開しています。これらは素材の種類、使用する染料顔料の適性、インクジェットのシステムなどにより多岐に渡りますが全てに対応しております。

技術者の思い

染色産業は商品の企画・製造を多くの工程に分けて行う分業制を取っています。弊社は染色の捺染に欠かせない糊の分野で複雑で高品質のプリントを実現するのに不可分な友禅糊及びインスタント糊を製造販売するにあたり伝統産業や服飾文化を守っていく気概で臨んでいます。一方でインクジェットプリントでは従前手法での職人の高齢化、環境問題あるいは高品質の一点ものを短納期でお届けすると言ったニーズに応えるべく伝統産業で培った技術を活かして提供しています。
  1. 前準備

    酒造用お米の精製過程で分離される酒粉を主体に作られます。長期間寝かせた酒粉を炊く前にふるいにかけ粒子を均一にして計量します。
  2. ミキシング(撹拌)

    釜に準備した材料を入れ撹拌します。水を加え蒸気で炊いていきます。
  3. 確認

    友禅糊は、その粘りの強さが重要で季節による温度変化や材料の違いによって変わるその粘りを職人の感覚で年間を通して均一になるように調整していきます。
  4. 釜出し・計量

    粘度の調整を終えると容器に所定量計量していきます。
  5. 仕上げ

    表面をならして完成です。

どんなところに使われているの?

伝統ある日本の着物にも使用されています。
  • 材料倉庫

    お客様からの要求に迅速に対応するために約250種類の材料を要求に応じて使用します。

  • 製造部門

    種々の糊を生産しています。

  • 営業事務部門

    お客様の注文伝票処理や生産管理も行います

  • 外観

    主な生産棟です。営業事務、生産を行っています。ほかに材料棟もあります。

会社概要

事業内容 染色工業用糊剤・友禅糊の製造・販売
設立 1907年(創業)
代表者 四方 一雄
所在地 〒604-8423 京都市中京区西ノ京西月光町15
電話番号 075-841-4459