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有限会社フクオカ機業

地域 京都市内, 上京区
業種 11:繊維工業
50音 ハ行

の仕事

明治35年、創業者である福岡金次郎が現所で福岡金次郎商店を創業、常に時代を先駆ける織物開発を行ってきました。近年は西陣織の代表的なシャットル織機を改良し、炭素繊維のような高機能繊維でも横糸が連続する耳付織物として商品化しました。
また、ジャカード織機を用いることにより、炭素繊維に他の繊維を組合わせ、意匠性のある特殊織物を開発することに成功しました。特殊織物の実績として、意匠性のあるカーボン特殊織物をホテルのインテリア材として使用したり、鞄、小物・雑貨等の商品化などがあります。

自慢の逸品

弊社では織物を織るだけでなく、デザイン作成から糸染めまで、一貫して織物を製作することができるため、お客様のご希望に応じたデザインで、オリジナルな商品製作をすることが可能となります。
平成20年度には、京都府より「顧客ニーズに対応した、完全オーダーメイドによる西陣織の帯の製造販売」というテーマで経営革新計画を承認頂きました。また、お客様のオリジナルな商品には、西陣織工業組合が発行する証紙をお付けしますので、安心した商品をご提供することができます。

技術者の思い

西陣の伝統技術を現代社会に展開する為に、平成10年頃より炭素繊維、アラミド繊維を用いた特殊織物の技術開発開始しました。西陣織の代表的なシャットル織機を独自に改良し、炭素繊維に他の繊維をコラボレーションさせ、意匠性のある特殊織物を開発することが出来ました。
この炭素繊維は、車の内装、レストランの間仕切り、財布、鞄などの小物商品などに幅広く使用されるようになり、京都市などより、様々な認定を頂いております。
  1. 意匠図作成

    どのような帯の柄にするかを決め、図案を作成します。図案をもとに方眼紙の線を糸数と見て塗り分けていきます。
  2. 糸の準備

    デザインに応じて柄の色を決め、糸染めを行い、たて糸やよこ糸の各工程で扱いやすいように、糸枠に巻き取ります。
  3. 整経

    どのような織物を製作するかにより、2000本~10000本を大きなドラムにたて糸として巻き取ります。巻き取りが終わればドラムの後方に設置した千切(ちきり)という木製の筒に、厚紙を挟みながら巻き取ります。
  4. 緯巻(ぬきまき)

    たて糸を機織機にセットできれば、よこ糸として通す糸を竹の管に巻き、杼(ひ)にセットします。
  5. 製織

    ジャカード織機にセットされた紋紙の指示により、たて糸が上がります。上ったところによこ糸を1本ずつ杼(ひ)を使って手で通していきます。この工程を繰り返し、帯が出来上がります。

どんなところに使われているの?

西陣織の帯として、明治の時代より皆様にご寵愛されております。
  • 炭素繊維事業

    機能とデザインを兼ね備えたカーボンテキスタイル(炭素織物)を取り扱っております。幅広い用途が見込める素材を生かした商品開発を行い、レストランの間仕切りや、自動車の内装材(インパネ)など多数実績がございます。

  • 展示会

    弊社が参画しているプロジェクト「京都カーボンテキスタイル」が、1/26~28に東京ビッグサイトで開催されたIFF(International Fashion Fair)に出展しました。

  • 認定①

    ◆平成16年3月 京都市ベンチャー企業目利き委員会Aランク認定
    (炭素繊維,アラミド繊維等高性能繊維の開発)

  • 認定②

    平成28年9月京都市より、「知恵創出」”目の輝き”」企業の認定を受けました。その他数多くのTV出演を行い、京の伝統と新規事業開拓を兼ね揃えた企業です。

提供:有限会社フクオカ機業

会社概要

事業内容 カーボン繊維の開発、製造業
設立 1946年12月21日
代表者 福岡 裕典
所在地 〒602-8471 京都市上京区浄福寺通五辻東入一色町35番地の7
電話番号