1. 京都ものづくり企業ナビ
  2. 企業名検索
  3. 株式会社アナテック・ヤナコ

株式会社アナテック・ヤナコ

地域 京都市内, 伏見区
業種 27:業務用機械器具製造業
50音 ア行

の仕事

環境計測機器、分析機器の分野で110年(※)以上の実績がある会社です。国内から海外まで送り出した数多くの製品は、精度や安定性に定評があり、長く活用されています。これまでの多くの実績を元に、新製品も毎年のように開発し、新たな市場も切り拓いています。今後は、従来の開発から販売までの業務に加え、よりユーザーに近い立場となるよう、常に「革新」のある会社を目指しています。(※:旧柳本製作所からの年数)

自慢の逸品

写真は、COD自動測定装置 COD-380/COD-380Rです。
河川水または工場排水の水質を知る上で重要なパラメータであるCOD(化学的酸素消費量)の測定を、日本工業規格 JIS K0102(工場排水試験方法)及び、下水試験法に基づいて自動化した装置です。従来からのメンテナンス性、測定性能は継承しつつ、大型液晶タッチパネル、スケジュール測定機能等の搭載で、お客様が更にご満足頂ける装置へグレードアップしました。尚、試薬少量仕様のCOD-380Rにおいては、測定に必要な試薬量が1/2となり、特に硝酸銀添加法による測定のランニングコストを大幅に低減可能となりました。

技術者の思い

写真は生育コントロールされているモヤシです。
青果物に対するエチレンの応用例として成熟誘導作用への応用(エチレン添加)があり、未熟バナナの輸入後の出荷前熟成やキウイの追熟、レモンの黄色付け等に応用されています。また逆に、青果物の長期保存のため、脱エチレンなども行われており、このプロセス制御用に高感度エチレン分析計が必要とされ始めています。当社は化学発光法及びそれに関わる独自のプレミキシング技術を用いることにより高感度且つ極低濃度から高濃度まで広範囲の連続測定が出来るエチレン分析計を開発しました。同装置は野菜の工場生産にも応用され始めており、完熟商品や、シーズンオフ商品の開発にエチレンを応用して生産の差別化を図られています。
  1. 仕様打合せ

    お客様の要望を確認(測定対象・測定範囲・分析内容・精度など)し、装置としての仕様を整合します。
  2. 設計

    当社の測定装置・分析機器は水質汚濁防止法や大気汚染防止法など、様々な法律や、JISなどに準拠するように設計していきます。
  3. 組立

    設計に基づいて手配し納入した部品の組立を行います。
  4. 調整

    客先仕様に基づいた調整などを行います。各種調整があるために、調整だけで2W程度かかることもあります。

どんなところに使われているの?

当社の商品である水質、大気の環境計測機器、分析機器は、企業や大学・官公庁の研究や計測用や分析用としてて、また地域の水質検査などの環境調査・監視などに役立っています。写真は琵琶湖の水質自動監視所です。
  • 組立エリア

    装置商品であるために、組立内容も配管・配線・機器組込み等様々な業務を行います。

  • 設計エリア

    メカ・エレキ・ソフトなどの設計を行います。

  • 実験エリア

    各種実験をおこない、結果を商品に反映します。

  • メンテ部品エリア

    既に客先にて使用されている商品において、部品交換などが生じた場合に、部品を発送します。

  • 分析機器・科学機器遺産 認定

    1927年に商品化した当社のポーラログラフ装置が平成24年に上記認定を受けました。

会社概要

事業内容 環境計測機器、分析機器の開発・設計・製造・販売
設立 1985年8月
代表者 代表取締役 川勝 依子
所在地 〒612-8387 京都市伏見区下鳥羽平塚町145番地
電話番号 075-611-1100