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株式会社下野機械技術

地域 京都市内, 伏見区
業種 26:生産用機械器具製造業
50音 サ行

の仕事

弊社は真空技術に強みを持つ会社です。主に自動車部品の漏れを検査するHeリーク検査装置の設計・製造を行っております。近年、業界内で検査基準が上がってきたことからHeリーク検査装置の需要が伸びてきており、年々販売台数を増やしています。他には大学向けの研究開発装置や、半導体製造業で使用されるCVD装置、自社で開発を進めているDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)成膜装置等、高真空・超高真空技術を用いる装置の製造を行っています。いずれもお客様の仕様に基づき設計をし、部材調達・組立・調整・据付作業までを一環として行っています。創業以来培ってきた真空技術を生かし、より良い技術の装置を提供できるよう日々努めています。

自慢の逸品

写真は、Heリーク検査装置です。検査物を手動でセットして、ボタンを押すと自動で検査を開始する装置です。
その他、ロボットを使った自動のリーク検査装置等、様々な仕様の装置を製造しています。

技術者の思い

「あくなき追求」
最初は5回に1回の割合で装置停止していました。とてもじゃないけど使ってもらえない。出荷出来ない。そんな思いで頭の中が真っ白になりそうな時先輩の一声に助けられました。
「まだまだ動き始めたばかりじゃないか。キッチリ調整したら綺麗に動くようになるよ。我慢比べだね。」
そこから自分の腕試し、1mm以下の調整が始まります。0.5mm、0.2mmと調整していくに従って100回に1回、300回に1回と止まる回数が減っていきます。
それでもお客様では毎月数十万個の生産の為にこの装置を使われます。この程度で良い訳がない……まだまだ、これからだ。そして0.1mm、0.05mmの調整に入っていきます。ようやく安心して見ていられる5000回まで無停止になる状態に来ました。
  1. 設計

    構想図、仕様書に基づいて、力学や動力の計算を行いながら設計を行っていきます。
  2. 組立

    設計された部品の組立を行います。
  3. 完成

    装置の完成です。

どんなところに使われているの?

当社の装置で、色々な半導体が生産され、その半導体が家電や、スマホなどに使用されています。
  • 設計部門

    設計の際、部品選定に使用するカタログです。様々な情報の中から最適な部品を選定します。

  • 共用工具置場

    組立用の共通工具は、このようにいつでも見えるようにしています。

  • DLC成膜装置

    弊社が開発したDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)成膜装置です。DLCとはダイヤモンドとカーボンの構造をもち、ダイヤモンドに類似した性質をもつ薄膜です。

会社概要

事業内容 Heリーク検査装置・ラボ用実験装置・DLC成膜装置の製造
設立 2008年1月
代表者 代表取締役 下野 健一
所在地 〒612-8374 京都市伏見区治部町105番地 京都市成長産業創造センター306号室
電話番号 075-748-6317