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株式会社山嘉精練

地域 南丹, 亀岡市
業種 11:繊維工業
50音 サ行

の仕事

弊社はシルクの精練や染色、各種付加価値の高い加工を行う会社です。絹糸を扱いだしたのは1555年から。
1867年の大政奉還までは京都御所の中で御寮織物司として、天皇陛下をはじめ御所で使用される織物を製作していました。
染色に適した水が豊かな亀岡市を撰び、株式会社 山嘉精練という屋号で創業したのは1970年。
それまでの着物や帯を中心とした和装用のシルクだけでなく、ドレスやスカーフ、ネクタイ、ニット製品等に適したシルク糸の開発もはじめました。
現在は国内では東北から沖縄まで全国の産地に弊社で染めたシルク糸を出荷しています。
海外へはヨーロッパの高級ブランド向けの染色も行っています。

自慢の逸品

TBSテレビ【夢の扉+】で取り上げられた極細シルク糸よりも更に細い、
世界NO.1の超極細シルク糸(5デニール)も扱えます。髪の毛の約1/8の細さです。

技術者の思い

脈々と受け継がれた日本オリジナルのシルク加工技術。
この技術を更に進化させ未来へと伝承するために、職人達は固定概念に囚われず日々革新的な技術開発を積み重ねてきました。
その結果、世界NO.1の濃度であり、色落ちを起こさない黒【Black Treasure】や、家庭用洗濯機で洗っても傷まないピュアシルク【SHIDORI】などを完成しました。
平成25年度には、近畿経済産業局長賞や京都中小企業 特別技術賞にも選ばれました。
これからはシルクのタンパク質にも注目し、世界最高峰のシルク技術の確立を目指します。
  1. 前準備

    シルク糸を確認しながら染色機にセットします。
  2. 精練

    シルク糸の表面を覆うタンパク質を取り除きます。素材のポテンシャルを引き出す大変重要な工程
    です。
  3. 染色

    糸の種類や状態に合わせて染料や染色方法を調整し、目標の色に染色します。
  4. 完成

    この後、生地と成り世界中で愛されるシルクの製品が完成します。

どんなところに使われているの?

  • 巻場

    染色や生地作りなど次の工程で遣い易いよう、巻きの硬さにまでこだわった仕事を心掛けています。
    丁寧な仕事社内NO.1を目指します!

  • ビーカー室

    デザイナーなど依頼者の希望される色とクオリティーに染めるため、無限にある染料の組み合わせの中からベストの答えを探し出します。

  • 綛染色

    糸に負担をかけないような丁寧な仕事と、染めムラがおきない様、常に糸の状態に気を配っています。

  • チーズ染色

    弊社でチーズと言えば、染色用ボビンに巻かれた状態の絹糸の事を指します。この語源は、糸が巻かれている姿がホール型のチーズに形が似ているのでチーズと呼ばれています。

会社概要

事業内容 生糸・絹紡・柞蚕糸を中心とした絹糸全般の精練・染色と各種加工
設立 1970年8月8日
代表者 代表取締役 山内伸介
所在地 〒621-0052 京都府亀岡市千代川町千原千原ヶ前1
電話番号 0771-22-5747