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株式会社山政小山園
地域 | 山城, 宇治市 |
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業種 | 09:食料品製造業 |
50音 | ヤ行 |
我社の仕事
心をかけ、手間をかけてていねいに入れたお茶の清々しい香り。そして、まろやかな味わい・・・・。このかけがえのないひとときを慈しむ気持ちを大切に次代へと伝えていきたい。それが私たちの願いです。ほんもののお茶の、ほんものの美味しさをより多くの方にお届けすることでこの素晴らしい文化を後世に伝えられるよう努力してまいります。
自慢の逸品
宇治は京の都に近いうえに、「宇治の川霧」といわれる霧が霜害を防ぎ日光をやわらげるため、
茶の栽培に適した土地として大きく発展していきました。
金閣寺で有名な足利義満が宇治茶の栽培を奨励し、室町幕府の御用茶園「宇治七名園」を
誕生させたころには、栂尾にかわって宇治が茶の本場となったのです。
江戸時代には永谷宗円が煎茶の製法を、明治の初めには木下吉左衛門が玉露の製法をあみだすなど、宇治の茶業家は創意工夫の努力を惜しまず、茶の発展を支えてきました。
茶の栽培に適した土地として大きく発展していきました。
金閣寺で有名な足利義満が宇治茶の栽培を奨励し、室町幕府の御用茶園「宇治七名園」を
誕生させたころには、栂尾にかわって宇治が茶の本場となったのです。
江戸時代には永谷宗円が煎茶の製法を、明治の初めには木下吉左衛門が玉露の製法をあみだすなど、宇治の茶業家は創意工夫の努力を惜しまず、茶の発展を支えてきました。
技術者の思い
茶は種子を播いても雑種性が強いため、宇治の茶園は雑種茶園ばかりでした。
そこで品種が良くて樹勢の強い茶の木をさし木で増やすことに着眼し、宇治で初めて茶園の品種化に成功したのが、平野甚之丞氏と当園三代小山政次郎です。二人の協力により碾茶用優良品種として「さみどり(小山69号)」「あさひ(平野11号)」などが選抜されました。
中でも「あさひ」は全国茶品評会の碾茶部門で連続優勝しています。
そこで品種が良くて樹勢の強い茶の木をさし木で増やすことに着眼し、宇治で初めて茶園の品種化に成功したのが、平野甚之丞氏と当園三代小山政次郎です。二人の協力により碾茶用優良品種として「さみどり(小山69号)」「あさひ(平野11号)」などが選抜されました。
中でも「あさひ」は全国茶品評会の碾茶部門で連続優勝しています。
製造プロセス
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茶摘み
茶園に一定期間覆いをしたのちに茶摘みをします。覆いをすることにより緑色が深く香りが優れた葉となり独特の持ち味となるまったりとした旨味のあるお茶になります。そして、新芽を傷めないよう一芽づつ摘む丁寧に摘みます。 -
蒸す・冷却・乾燥
摘み取った葉の鮮度が落ちないようにすぐに蒸します。蒸すことで青臭みを取り除き酸化酵素の働きを止め、新鮮な葉が持っている香りの状態をそのままの状態に保ちます。その後冷却します。その後乾燥炉でゆっくりと乾燥させます。こうして香ばしい香りが生まれます。 -
選別
乾燥が十分な葉の部分とそうでない茎の部分とに選別します。そして茎の部分はさらに乾燥させます。こうしてできたものを碾茶の荒茶といいます。この荒茶を細かく砕き、葉脈などの繊維を取り除き葉肉だけにし、仕上げにもう一度乾燥させます。そして、専用の冷蔵庫に入れて保存します。 -
挽く
この碾茶を石臼で挽いて非常に細かい粉末状にします。抹茶特有の味や香りは、この石臼で挽く工程によって生まれます。少しずつ一定の速度で挽くことによって色や香りを損なうことなくお茶本来の旨味をそのまま味わえる抹茶になります。 -
完成
こうして手間をかけて作られた抹茶は、まろやかな旨味をもった上品な味わいが特徴です。
どんなところに使われているの?
抹茶の工程を説明しましたが、お茶にもいろいろな種類があります。それぞれ作り方や香りなども違いますので、それぞれを味わっていただければと思います。
ものづくりを支える仕事
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製造部門(加工ライン)
お茶の加工は、ほとんど機械で行います。人がかかわるのは、材料の供給や設備の調整などになります。
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製造部門(抹茶充填)
抹茶の缶への充填ラインです。
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出荷部門
ここからお客様のもとに出荷されます。
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営業事務部門
注文伝票の処理や、お客様との商談事務などを行います。
会社概要
事業内容 | 緑茶の製造・加工・卸売 |
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設立 | 1961年11月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 小山 政吾 |
所在地 | 〒611-0042 京都府宇治市小倉町久保96番地 |
電話番号 | 0774-24-1122 |