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株式会社種田

地域 下京区
業種 11:繊維工業
50音 タ行

の仕事

天保8年(1837年)京都にて創業。素材の選定から完成品に至るまでの一貫した管理の元に、商品を企画製造しオリジナルティにあふれる京鹿の子絞製品や和装小物を市場に提供しています。本物へのこだわりを忘れず、また新しいものへの変化を恐れず、お客様や取引先の信頼を損なわぬように、日々真摯な努力を大切にしております。これまで、製造数や出店先を絞り込むことで、クオリティの高い特徴ある商品を世に送り出してきました。これからは、伝統の京鹿の子絞りを継承し、世界中に京鹿の子絞りのすばらしさを発信し、より多くの方に絞彩苑種田らしいと言われる商品をご提供していきたいと考えております。

自慢の逸品

振袖用48立総絞り帯揚
43立てのものが主流である現在では貴重な存在の48立の総絞りです。
この数字は一尺あたりの絞りの粒数を表しており、数が大きいほどより細かく精緻なものとなります。
液晶テレビやカメラの解像度をイメージしてください。弊社の総絞りは”4K帯揚”と言えるのかもしれません。粒立てが細かいほど繊細で優しい表現が出来ます。この素材の美しさが認められ、2011年Yumi Katsura Paris haute couture collection に出展し世界の賞賛を集めました。

技術者の思い

絞り染めは、日本では千数百年も前から行われており、衣装の紋様表現として用いられてきました。括(くく)りの模様が子鹿の斑点に似ているところから「鹿の子絞り」と言われます。絞り染めの中でも鹿の子と言われる疋田絞(ひったしぼり)、一目絞(ひとめしぼり)の、その括り粒の精緻さや繊細さ、括りによる独特の立体感の表現は、世界的にも他に類のないものです。この他、様々な括り技法の持つ表現力を組み合わせて、オリジナルの商品を製造しています。
  1. 構図・デザイン

    製造問屋と絵師によって、構図・デザインが決められます。絵師は構図通りに着丈・身ごろにデザインがのるように下絵を描きます。
  2. 絞括り

    絞り目を一粒づつ絹糸で3回~7回括り、小さな絞り模様の集合として一反の模様を構成します。絞り技法の中でも、最も技術力と時間を要します。(協力工場様にて)
  3. 染色

    一回の染色で一色しか染められないため、複数の色で染める場合は、色数分だけ“染め”を繰り返し行います。絞り染めは、“括り”という特殊な防染加工をしたものを染色しますので、生地を直接染液の中に浸けて染める“浸染”の方法がとられます。(協力工場様にて)
  4. ゆのし

    台の下の方から蒸気がでてきて、布の整形や検品を行います。
  5. 完成

    完成です。

どんなところに使われているの?

ちょっと意識しておしゃれを楽しむ、普段と違った衣装を身にまとい楽しんでいただきたく思います。
  • ギャラリー

    多くのお客様にご愛用頂いている帯あげ・帯じめはもちろん、百貨店などの売り場では応えることの難しい、オーダーメイドにもご対応させて頂いています。

  • デパートなどでの販売

    当社の商品をデパートなどでも販売しています。

  • 雑誌掲載

    創業460年 千總 夢立花 振袖カタログに掲載されました。他にも種々の雑誌に掲載れています。

  • 雑誌掲載

    季刊雑誌「美しいキモノ」に商品多数掲載。

会社概要

事業内容 帯揚げ、帯締め、伊達衿、ショール、バッグや京絞り小物、風呂敷、帯、のれん、ゆかたなどの製造販売
設立 2010年10月1日 
代表者 代表取締役 種田 靖夫
所在地 〒600-8066 京都市下京区柳馬場五条上る
電話番号 075-351-4581