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西村陶業株式会社

地域 京都市内, 山科区
業種 21:窯業・土石製品製造業
50音 ナ行

の仕事

西村陶業は大正7年の創業から100年、長年培ったセラミックス製造ノウハウにより、設計開発段階からベストな商品化に向けたご提案をいたします。
加工だけではなく、セラミックス原料の混練から、成形・焼成・加工と、製品が完成するまでのトータルなセラミックスの製造を製品1個から行っています。セラミックスは、コンデンサ、LEDなど多くの電子部品に使用され、携帯機器、電化製品など、私たちの身の回りのあらゆる商品に使用されています。

自慢の逸品

放熱性セラミックスは、西村陶業が独自に開発した製品で、熱伝導率が高く、熱放射の効果が高いだけでなく、デザイン性の自由度が高くコンパクトに出来るので、場所を取らず製品の小型化が可能となります。

技術者の思い

西村陶業ではヒートシンク用、LED用セラミックスとして熱伝導率に優れ、熱放射により熱を逃がすN-9H、N-6H等のセラミックスがあります。
N-9H、N-6Hは熱伝導率に優れ、熱放射性に優れた西村陶業が独自に開発したアルミナ系熱放射セラミックスです。N-9Hは熱伝導率が39w/mkありセラミックスとしては非常に熱伝導率が良く、また優れた熱放射性(熱放射率0.97)により熱を逃がす素材でありLEDや各種電源装置、集積回路などの熱対策が必要とされるあらゆる分野にて採用されているセラミックスです。
  1. CIP成形(シップ成形)

    (Cold Isostatic Pressing 、冷間静水圧加圧)
    スプレー顆粒をゴム型に充填し、水圧により等方的に加圧成形する方法です。
    CIP成形は密度が均一で歪みが少ないといった特長があります。CIP成形では平板、棒状等に成形され、その後機械加工します。
  2. 「グリーン加工」

    CIP成形後、焼成前にその素材を環境管理された加工室にて最新複合加工機を使って機械加工を行っています。(この加工方法を「グリーン加工」と呼ぶ)
    この「グリーン加工」により高精度な製品の製造はもとより、小ロットな製品や量産の為の試作などあらゆる状況に対応いたします。
  3. プレス成型

    原料となる粉末もしくはスプレー顆粒を金型に充填し、油圧やエアー等により圧力を加え成形する方法です。
    プレス成形は量産性に優れており、平板・円板・ブロック等の形状に成形できます。
  4. 射出成型

    セラミックス原料粉末に熱可塑性の樹脂を練り込んだものを樹脂の融点以上に加温し、温調された金型に射出して充填し、冷却して成形体を取り出す方法です。
    射出成形は、複雑な形状をした製品を高精度に成形できます。
  5. 焼成工程

    長年のノウハウにより、セラミックス成形体を材質や大きさ、形に基づき各製品を14基の焼成炉の中から一番適した炉を選択し、最適な温度と最適なヒートカーブプログラムにて焼成を行っております。

どんなところに使われているの?

【LED用放熱絶縁体】
従来のLEDデスクスタンドに比べ、N‐9Hを絶縁板に使用する事により、高ワットタイプのLEDが使用でき、薄型で明るいデスクスタンドとして発売されています。
  • 営業部門

    お客様が満足するものづくりを目指して、展示会の開催などの営業活動を行っています。

  • 開発技術部門

    進化を続けるセラミックスの業界において、常に新しい材料開発を行っております。

  • 製造部門

    創業90年以上のセラミック製造技術を基礎として常に新しい製造方法を開拓し続けております。

  • 品質管理部門

    厳しいお客様の要求を満足させるため、最新鋭の様々な設備を使用して検査し、合格した物が出荷されます。

会社概要

事業内容 工業用セラミックス製造・販売
設立 1947年10月31日
代表者 西村 嘉浩
所在地 〒607-8322 京都府京都市山科区川田清水焼団地町3-2 
電話番号 075-591-1313