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ムサシ技研合同会社
地域 | 山城, 相楽郡 |
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業種 | 26:生産用機械器具製造業 |
50音 | マ行 |
我社の仕事
当社の取扱い商品”膜厚案内人”は、電解槽の電流分布を計算するソフトウエアです。電気めっきの膜厚分布の均一化や電気防食の最適設計など電気化学の広い範囲で皆様に貢献します。
独自の膜厚計算式を組込み込んだ電着塗装の膜厚分布計算は高い信頼性があります。さらに、理論に忠実な解析方法ですので、応用範囲が広がり、自動車のボディーの簡略形状を用いて電着塗装槽の全体解析も可能です。
独自の膜厚計算式を組込み込んだ電着塗装の膜厚分布計算は高い信頼性があります。さらに、理論に忠実な解析方法ですので、応用範囲が広がり、自動車のボディーの簡略形状を用いて電着塗装槽の全体解析も可能です。
自慢の逸品
”膜厚案内人”による、自動車部品のプラスチック製品のニッケルやクロムめっき解析事例です。(製品の膜厚分布解析)
パソコンの高速化と反復法高速ソルバーの導入により、実用めっき槽の丸ごと3次元解析が可能になりました。めっき物のCADのソリッドデータも一般化しており、これが活用できればメッシュ作成も容易です。
パソコンの高速化と反復法高速ソルバーの導入により、実用めっき槽の丸ごと3次元解析が可能になりました。めっき物のCADのソリッドデータも一般化しており、これが活用できればメッシュ作成も容易です。
技術者の思い
本システムでは、電解槽の電流分布を導体の定常電流場の問題に帰着させ、FEMにより解析を行います。解析により電解槽 の一次電流分布や二次電流分布を求めることができ、さらに反応の過電圧、膜厚など電解槽内のデータを得ることができます。さらに、ユーザをめっき技術者や 研究者に想定し、入力パラメータはめっき技術を前提に準備されており、めっきの製造現場、研究開発に即した解析ができます。
製造プロセス
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解析の入力パラメーターの計測
電解液(めっき液な等)の電気伝導度と分極特性を計測します。信頼性の高い測定が求められます。 -
解析データの作成
めっき槽や製品寸法から解析形状を作成します。次に、この形状のメッシュ分割を行います。最後に境界条件を設定して解析データが完成します。 -
解析と結果の表示
解析を行って解析結果データを得ます。得られたデータを理解し易いように可視化します。
どんなところに使われているの?
自動車、通信機器、家電製品他の部品にめっきは多用されています。身近な製品の部品のめっき開発や条件出しに本ソフトが活躍しています。
ものづくりを支える仕事
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電着塗装解析
電着塗装の通電量と膜厚を関係付ける膜厚計算式を見いだし、この式を既存の解析プログラム「膜厚案内人」に組み込むことで、電着塗装の膜厚分布解析が可能になりました。
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ハルセル解析
硫酸銅めっき(プリント基板用)のハルセル試験で、平均電流密度を変化させた場合の電流分布の変化を調べています。カソードの電流-電位曲線は非線形の ターフェル式を用いており、繰り返し計算が必要です。
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実験槽(遮蔽+治具)解析
実験槽における硫酸銅めっきを想定し、遮蔽と治具(補助カソード)を組み合わせて使用した場合で、遮蔽の被りの変化が電流分布に与える影響を調べた解析事 例です。
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スルーホール解析
プリント基板のスルーホールの硫酸銅めっきで、平均電流密度を変化させた場合の電流分布の変化を調べています。
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抵抗体電極解析
めっき前の電極抵抗が大きく、めっきによる金属皮膜の膜厚変化とともに電極抵抗が大きく変化し、電解槽全体の電位分布が時間変化する場合の解析事例です。
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バイポーラ電極解析
本解析事例では、電解槽内に電源につながれていない金属材料があり、電解槽に通電した時この金属材料の表面に流れる二次電流分布を求めます。
会社概要
事業内容 | 1)電解槽の電流分布解析ソフトの開発と販売 2)電解槽の電流分布の受託解析業務 3)解析のパラメータの計測業務 4)電解槽やめっきのコンサルタント業務 |
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設立 | 2014年8月 |
代表者 | 代表社員 小原 勝彦 |
所在地 | 〒619-0237京都府相楽郡精華町光台1-7 けいはんなプラザ ラボ棟 5F |
電話番号 | 0774-39-8772 |