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一宮株式会社

地域 京都市内, 西京区
業種 11:繊維工業
50音 ア行

の仕事

弊社は長年友禅の婚礼ふとんの側を製造販売しておりました。豪華絢爛な飾りふとんは生活様式が変り無くなりましたがそのデザインに長年携わって居りましたので、コト和風のデザインについては森英恵・宇野千代・芹沢啓介などのキャラクターものも手がけた事も有って様々な無形のソフトを持っています。その財産を今の世の中に合うようアレンジして商品化しています。生活は洋風化されましたが日本人の遺伝子の中に「和」を求める何かがあり最近の和風ブームで弊社の和風座布団は、大変重宝頂いています。

自慢の逸品

手作りのこだわり:柿渋染
当社では、染色後は機械乾燥でなく、天日乾燥で風合いを大事にします。そして絵付けは、1つひとつ職人が手作りで仕上げていきます。手間ひまかけて、良いものを丁寧に作り上げていくのが、当社の信念です。

技術者の思い

写真は座布団の断面図です。中心にウレタンを入れて、床にひっつくような感じ(床付)を防いでいます。座布団は先ず色・柄がきれいとかお部屋に合うとかの見た感じが大事ですが、次に座って気持ちいいとか足が痛くないとか暖かいとかの機能が大切です。機能性については中綿を吟味して綿90%ポリエステル10%のブレンドしたわたを使用しています。それは適当な嵩(かさ)があり嵩べりが少ないのが最適なのです。(座った時に、適度にフワッとクッションのようになる)更に中芯に薄いウレタンを使用し床着きを出来るだけ防ぐようにしています。座るとしびれが切れるとかよく言われますが、将来はしびれの切れない機能のある座布団を作るのが、私たちの夢であり目標です。また、最近は、足の悪い方が増えて来ましたので、そういう方に優しい座布団が出来ればと思っています。
  1. 布の準備

    捺染する布は、あらかじめ精練(繊維の不純物を取り除く事)・漂白して、染料や薬剤がしみ込みやすいようにします。(協力工場様にて)
  2. 印捺

    型を用いて模様を出す部分に、捺染のりを一定の厚さに置く操作を印捺といいます。この時、布に模様を鮮明に写し出し、他の部分に捺染のりを付着させない事が大切です。(協力工場様にて)
  3. 乾燥

    印捺された部分に水分が多いと、固着の際、染料が模様の外にしみ出るので、印捺された布を乾燥します。布に接触している捺染台や乾燥シリンダーをボイラーの蒸気で加熱し、布を乾燥させます。(協力工場様にて)
  4. 縫製

    できあがたった生地の縫製を行います。
  5. 綿入れ

    縫製が終わった生地に綿を入れて座布団の完成です。

どんなところに使われているの?

皆さんの家庭でも当社の座布団が使用されているかもしれません。
  • 営業・経理・事務部門

    営業や経理、事務など会社の全般業務を行います。

  • 生産

    主に縫製、綿入れを行います。

  • コースター

    コースターも商品化しています。

会社概要

事業内容 京友禅インテリア素材及び製品製造卸
設立 1966年3月
代表者 代表取締役 二宮 茂之
所在地 〒615-8195 京都市西京区川島権田町15-2
電話番号 075-394-7011