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太田重染工株式会社

地域 京都市内, 左京区
業種 11:繊維工業
50音 ア行

の仕事

当社は、1955年(昭和30年)創業の繊維染色業です。
ロール捺染機を使用し、綿の織物及びニットのプリント加工(パジャマ、ベビーの肌着及びトランクス等)不織布のプリント加工、ポリエステルの和装小物等の染色を行っております。また、近年、伝統のふきん・帆布のかばんの染色も手掛け、新しい分野へのチャレンジも行っております。

自慢の逸品

ロール捺染機は1785年、英国のBellにより初めて実用化に成功して以来今日まで200年以上の歴史があります。その歴史が長いだけに、最も機械的に完成されており信頼性が高く、細線やみ階調の表現力にすぐれています。エンドレス、グラデーションを精密に再現する独特の長所をもっているため、現在も活用されています。
当社は、1975年(昭和50年)この機械を使用し、ロール捺染を行っております。この機械を扱うには卓越した熟練の技術が必要であり、ベテラン捺染士が、色合わせ、型合わせを行い、プリント印刷を行っております。

技術者の思い

1975年ロール捺染機を導入した当初、機械の構造も解らず、失敗の連続でした。それから”捺染技術ハ日本一ヲ目指シテ”を合言葉に、技術を磨いてきました。染料の色合わせ、ロールの位置合わせ、除去刃の押しつけ量、研磨量など、数々のノウハウを蓄積し、今では、「ロール捺染といえば、太田重染工」と認められる技術を保有するようになりました。捺染士、ロール捺染機、ロールすべてが我社の貴重な財産です。日本でしかできない技術、技能を保有している日本伝統の会社です。
  1. ロールへの彫刻

    プリント柄をロールへ写真彫刻法などで、彫刻します。1万本以上のロールを在庫しており、このロールが我社の財産です。
  2. ロール染色

    彫刻されたロールをロール捺染機にセットし、色合わせした捺染糊を使用し、お客様の要求通りの柄、色に染色いたします。
  3. 乾燥

    ロール捺染機内で、染色された生地を、蒸気熱により、乾燥いたします。
  4. 検反

    染め上ったものを、色むら、位置ずれなど、ベテラン捺染士がチェックしお客様の要求仕様を満足させています。

どんなところに使われているの?

ふきん、パジャマ、ベビー服など身の回りの様々なところで用いられています。
  • 色合わせ

    ベテラン職人が、お客様のご要望の色合いになるまで、糊と染料を調合します。一発勝負の作業です。

  • 型合わせ

    色数分の彫刻ロールを捺染機にセットします。柄を合わせるには各ロールの位置合わせが最も重要であり、ベテラン捺染士が作業します。

  • 糊除去刃の調整

    不要の糊を、機械の刃で取り去ります。この刃の押しつけ量、切れ味などで、色の濃さなどが調整できます。この刃をベテラン捺染士が、研磨、調整を行います。

  • 検反

    出来上がった反物を、捺染士が目視にて、位置ずれ・色むらなどを検査します。

会社概要

事業内容 綿の織物及びニットのプリント加工(パジャマ、ベビーの肌着及びトランクス等) 不織布のプリント加工、ポリエステルの和装小物
設立 1955年(創業)
代表者 代表取締役 太田 重明
所在地 〒606-8232 京都市左京区田中古川町24
電話番号 075-791-2151