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株式会社山口硝子製作所

地域 京都市内, 左京区
業種 21:窯業・土石製品製造業
50音 ヤ行

の仕事

当社は創業以来、職人による手作業のガラス加工に特化してきました。複雑なガラス製品を安価に作製し、品質・納期・対応も大手顧客様から90年以上高い評価を受け続けています。
・理化学用ガラス器具  分析・計測機器用ガラス製品、ガスクロ向けガラス製品(ガラスカラム/ガラスインサート/ etc...)  医療機器用ガラス製品、実験用オーダーメイドガラス
・装飾用ガラス製品(ミニチュアグラス/インテリア用ガラス製品/ etc...)など、手作業でしかできないガラス加工品の全てに、1個の試作品から量産品まで対応しています。

自慢の逸品

理化学用ガラス器具
卓上のガスバーナーを使ってガラス職人が手作業でガラス管を加工し、ミリ単位の精密さを備えた複雑な形状のガラス製品を作ります。シンプルな形状のガラス加工なら機械により再現できますが、複雑な形状のガラス加工は何十年も修行した職人でなければできません。当社の製品の多くは理化学用ガラス器具と呼ばれる、分析機器・計測機器・科学機器の部品としての工業用ガラス製品です。

技術者の思い

当社には高価な設備・装置はなく、製品のほとんどを職人の手作業によって作ります。そのため、職人の技術力は当社において最も重要な資産です。練習を積み、ガラス加工の基本技術(①引伸ばし②曲げ③玉吹き④管端加工⑤接合⑥封じ⑦巻き)を一つづつ習得していくことで、それらの技術を組合わせて複雑で困難な製品の作製が初めて可能となります。ガラス加工の基本技術の習得には、何度も練習して目と手にその感覚を覚えさせなければなりません。
  1. 仕様打合せ

    顧客より、要望するガラス製品の仕様を聞き、図面化を行います。決めるべき仕様は、ガラス管の外径内径サイズ、ガラス管の材料(石英ガラス・硬質ガラス1級・2級)、寸法、公差などです。
  2. 手作業加工

    ガスバーナーを使用してガラス加工基本技術を組み合わせて実践することにより、複雑度と困難度の高いガラス製品の再現が可能になります。熟練職人ほど一つ一つの基本技術のレベルが高く、より複雑度と困難度の高い製品を作製できます。
  3. 研磨加工

    熱加工したガラス管の端面や側面を研磨して、ミクロン単位の寸法調整を行います。旋盤に研磨剤を塗り、研磨したい個所を回転させながら旋盤に当ててゆきます。
  4. 切断・穴あけ加工

    円周刃カッターやドリルなどでガラス管を切断したり、穴開けしたりします。
  5. 検査

    すべての製品に対し、当社が定めている外観検査基準書における検査項目の良・不良基準に基づいて検査を行います。検査体制をしっかり整えていることから不良品の流出は他社と比較し低い水準であり、品質に対する高い評価につながっています。

どんなところに使われているの?

当社の商品は、分析機器・計測機器・医療機器・ライフサイエンス器具・装飾用ガラス製品(イヤリング・ペンダント・ガラスペン・インテリア)などに使用されており、最先端の科学研究から身の回りの日用品まで幅広く関わっています。
  • 営業

    年間500品種、年12万個以上のガラス製品を製造・販売。毎週のように新規の問い合わせがあり、全国各地50社のお客様と取引しています。

  • 職人

    当社の従業員は、基本的に全員がガラス加工技術に精通したガラス職人です。技術の習得・追及を日夜行い、何十年もかけて技を身に付けた職人たちは当社のもっとも重要な資産と考えています。

  • 認証

    京都府の認証制度「知恵の経営」実践モデル企業として認証を受けました。「知恵の経営」とは、自社の知的資産を認識し、報告書の形式にまとめ、 水準以上の報告書に対し、認証を受けるという制度です。

  • 装飾用ガラス製品

    工業用ガラス製品の他に、装飾用の硝子製品も作製しています。ミニチュアグラス・ガラスペン・ペンダント・イヤリングなど幅広く需要があります。

  • メディア掲載

    京都商工会議所会報誌「京ビジネスレビュー7・8月号」の「知恵キラリ」のページにて紹介されました。

  • 展示会における講演

    京都ビジネス交流フェア2016に、当社の商品を出展するとともに、当社技術を紹介しました。

会社概要

事業内容 理化学用/分析計測機器用/医学用/装飾用/ガラス加工全般
設立 1925年
代表者 代表取締役 山口 信乃介
所在地 〒606-8386  京都市左京区新丸太町通仁王門下ル新丸太町59番
電話番号 075-771-2033