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有限会社ミネルバライトラボ

地域 山城, 相楽郡
業種 27:業務用機械器具製造業
50音 マ行

の仕事

ミネルバライトラボは「マイクロ波による発光錯体の迅速、高効率合成法」の研究をもとに大学発ベンチャーとして出発しました。現在では、マイクロ波化学プロセスのコンサルティング、マイクロ波低コスト高純度錯体試薬の受注生産、マイクロ波装置の開発などを主業務として日々活動しております。日本におけるマイクロ波化学の活用分野も年々広がりを見せ、これからの産業にもその適用が期待されます。省エネルギー、環境調和形のクリーン工程、作業時間の短縮などの特徴を有するマイクロ波化学技術は、未来の産業構造を革新する技術です。文字通り“日々是マイクロ波“で新しい科学技術としてのマイクロ波化学の構築と普及に努めたいと思います。

自慢の逸品

マイクロ波化学プロセスの更なる高度化、精密化を目指して半導体HPAマイクロ波源と楕円集中照射式チャンバーの組み合わせによる精密小型マイクロ波高速反応装置です。①2006年、半導体マイクロ波源を用いる楕円チャンバー式精密マイクロ波反応装置を開発 ②2011年池田銀行(現池田泉州銀行)の地域おこし助成(最優秀賞)により、 東北産総研と共同で微小フロー型マイクロ波装置を開発し2015年製品化、販売 ③2015年中小企業ものづくり助成を受け、半導体マイクロ波源を用いるフローマイクロ波反応装置、 固体用マイクロ波反応装置を開発(製品化を検討中)。
2006年以降開発した半導体マイクロ波源を用いるマイクロ波反応装置の特徴は、単一正弦波モードのマイクロ波による精密照射により照射効率がマグネトロン電源に比較して高い点にあります。多目的仕様に対して適応できるマイクロ波反応装置として最近開発が完了しました。

技術者の思い

研究員の知的キャリアを技術的財産としています。
技術革新に熱心な企業との連携により新しいマイクロ波装置の開発、有機ELの発光素材のマイクロ波合成、マイクロ波化学プロセスのコンサルティングをすすめ、産業への貢献を目指します。 また、マイクロ波応用計測部では、電子スピン共鳴(ESR)を用いた計測とコンサルティングを行っております。 小さいけど夢は大きいミネルバライトラボにようこそ!
  1. 原料準備

    合成反応原料を反応容器に入れます。
  2. 合成

    マイクロ波反応装置中でマイクロ波を照射します。
    マイクロ波照射(15分以内)
    通常加熱>20時間 を行い反応させることにより粗合成物ができます。
  3. 高純度物質作成

    再結晶などで精製し高純度物質を製造します。

どんなところに使われているの?

主に、マイクロ波を利用した基礎研究を行っているために、開発された商品は、産業用、民生用など多岐にわたっています。
  • 研究風景①

    日々 新たな発見や効率を上げるための研究に明け暮れています。

  • 研究風景②

    マイクロ波照射の最適条件をチューニングしながら、チェックしています。

  • マイクロ波式反応装置

    試料にマイクロ波を加えて、希望の特性を作り出します。

  • 発光素子材料

    マイクロ波化学合成のプロセスにより低コスト製品の提供を目指して、色とりどりの美しい光を作り出す高輝度発光体を製造しております。

  • 金溶液

    マイクロ波を用いて、金溶液を作成しました。そして、この金溶液を新たな研究に用います。

会社概要

事業内容 マイクロ波技術による、発光材料の迅速、低コスト製造、 マイクロ波科学技術の提供
設立 2003年5月
代表者 取締役 松村 竹子
所在地 〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台1-7 けいはんなプラザ ラボ棟2階
電話番号 0774-95-0189