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株式会社ヤマホ

地域 京都市内, 北区
業種 09:食料品製造業
50音 ヤ行

の仕事

大正元(1912)年に、京都市上京区で味噌とたまり醤油の専門店として出発した弊社は、言葉では伝えられない「味覚」をひとすじに扱い続け、さまざまな「味」を生み出す事業を行っています。平成24(2012)年には創業100周年を迎えることができました。創業より培い続けてきた経験と研究の成果を基に世へ送り出したシーズニング、配合調味料、食品用接着剤「アラレラック」と食品用艶出剤「マルトマイン」を通じて、大手米菓メーカーや総合食品メーカーをはじめとする多くの取引先様よりご愛顧頂いております。ヤマホの歩んだ道は、伝統を守り続けるだけのものでは決してありませんでした。先代から受け継いだ家業を「幹」として、「新しき枝葉」を生み出す、試行錯誤を続けた100年だったと言えます。その歩みは今も変わりません。

自慢の逸品

【アラレラック】 食品用接着剤(特許取得食品) 1981年京都府知事表彰受賞
当社が開発した「アラレラック」は食品素材で作られた食品用接着剤です。速乾性が高く焙炉工程も不要。熱風乾燥のコストや時間の軽減に加え、工程が減ることで破損ロスも減らせます。例えばキャンディーにザラメを接着させる、焼き上がったクロワッサンの表面が剥がれて形が崩れるのを防ぐ、雷おこしのように個々の小さな菓子をまとめて一つにする、クッキーの上に載せるナッツ類の接着など…具体例を挙げれば数え切れません。また接着剤としてだけでなく食品に風味や色を付けるコーティング剤としても応用できます。このようにコストの削減とともに既存製品のマイナーチェンジ、リニューアル、新商品開発に当社の食品用接着剤が役立っています。

技術者の思い

当社は米菓などのメーカー様の後方を支援する技術アドバイザーです。お客様の技術開発・商品開発をお手伝いすることで、お客様に活き活きとして商売して頂くことが私どもの生きがいであり、当社のものづくりの考え方です。またお客様がかかえておられる困難な技術課題に対しては、当社顧問である永井先生(M.D. & Ph. D. 大阪大学医学部名誉教授)を初め専門家の方々と相談し、その結果をお客様にフィードバックさせて頂くことや、勉強会等も実施しています。写真は昨年開催した当社の創業105周年記念パーティでの勉強会です。
  1. シーズニングの製造:顧客と打合せ

    米菓メーカー様や代理店様と打ち合わせし、求める味や色、臭い等ご要望をお聞きします。当社の永年の経験や開発スキルを活かしたご提案を行いお客様のニーズにお応えします。
  2. 製造

    様々な原料を配合・混合し、お客様が言葉では伝えづらい「求める味」、オリジナルの味を作ります。
  3. 検査

    出荷前の品質確認を行います。人の舌による味覚チェック、色素計による色番チェック等を行います。
  4. 出荷

    出来上がったシーズニングをふるいにかけて粒を揃え、箱に詰めて出荷します。

どんなところに使われているの?

当社のシーズニング(調味料)、醤油・たれ、食品用接着剤・艶出剤は、お菓子や焼き鳥、蒲焼等数多くの食品に使われており、ご家庭や料亭などでご愛顧頂いています。
  • 経営理念

    自らの技術により生み出し、自らの力により世に出し、自らの開拓により顧客を得る。
    その源泉は、独立独歩の精神と独自の技術である。

  • 食の安全への取り組み

    三重工場は食の安全管理手法のひとつであるHACCP(ハサップ)手法を導入し、平成27年に三重県食品の自主衛生管理認定制度の第14号に認定されました。

  • ヤマホの精神 “やる、一択”

    組織の大きさじゃない。
    個をいかに機能させるか。
    自分の持ち場で、自分だけの得意技を。
    できないは、ない。あきらめるは、ない。
    すぐ動くが、答え。やり遂げるのが、正義。つくるプロであれ。
    売るプロであれ。いつだって臨戦態勢。
    さぁ、動き出せ。

会社概要

事業内容 たまり醤油、米菓用調味液、シーズニング、食品用接着剤・艶出剤の製造販売、食品加工用の副原料の販売
設立 1969年11月4日
代表者 代表取締役 堀井 元紀
所在地 本社   :〒603-8334 京都市北区大将軍西鷹司町16
 三重工場:〒518-0014 三重県伊賀市西条川久保183
電話番号 075-463-7235