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株式会社古畑園

地域 山城, 綴喜郡
業種 10:飲料・たばこ・飼料製造業
50音 カ行

の仕事

「古畑園」はその名のとおり、当地で古くから茶畑を営む茶農家でした。宇治田原郷立川村の森田兵右衛門が江戸中期よりお茶の製造及び新茶園の増園を致し、新しく増園した畑を「一番新畑」「中畑新畑」「南新畑」などと呼び、元の茶園は「古畑」と呼んだことから、「古畑園」の名が生まれました。
江戸の時より歴史をつなぎ、明治時代初期よりお茶の販売も手がけました。当時明治政府の「共進会」規制が発布され、明治12年には勤農局、商務局主催の「第一回製茶共進会」、今で言う品評会への出品を皮切りに、さまざまな品評会や博覧会へ出品し、幾多の受賞を重ねてブランド性を高めてまいりました。

自慢の逸品

日本人にとってお茶は「日常茶飯」。もっとも身近な飲料で、健康への効果も証明された昨今は、健康飲料としても人気を博しています。ペットボトルのお茶も出回っていますが、暮らしの潤い、人との心の交流など文化としてのお茶を考えるとき、本物のお茶の豊かさをもう一度思い出してほしいのです。急須から注がれる緑茶のおいしさ、あるいは茶筅で点てられた抹茶のふくよかな味と香り。そんなお茶のひとときを誰かと過ごす豊かさこそ、今、人々が志向するスローライフ。人の心と体と、そして地球の環境にも優しい本物の豊かさではないでしょうか。
そんな願いをこめ、「古畑園」が謹製するお茶は、いつも至高の逸品。至福のティータイムをお届けします。

技術者の思い

何十、何百とある茶葉の中から最良の茶葉を選ぶだけでなく、茶葉本来の味と香りを引き出すことも茶匠の仕事。
「火入れ」は、茶の味と香りを左右する重要な工程ですが「古畑園」では、強い「火入れ=焙煎」をあえてせず、お茶のもつ味や香りを吟味し、それを活かす最高のお茶をお客様にお届けしています。
また、ワインの鑑定にソムリエがあるように、お茶もまた室町時代から続く「茶香服」という鑑定競技がありますが、「古畑園」の茶匠はそこで優勝や入賞を果たしただけでなく、「茶審査技術大会」でも段位を取得。日本茶インストラクターや日本茶鑑定士の認定も受けた茶の匠です。
  1. お茶の選別

    様々な茶葉から形状、香り、色などにより、どのようにお茶を仕上げれば良いか考え選別します。
  2. 試飲

    ブレンドしたお茶が、当社の基準を充たしているかお湯を注ぎ試飲します。最後に、急須で淹れたお茶の滋味、香気、水色を一煎目、二煎めと確認を行います。
  3. 生産

    選別、試飲された配合比率によりブレンドしてお茶を仕上げていきます。また、金属探知機なども使用し、異物の混入を防止しています。
  4. 袋詰め

    仕上げされたお茶を自動袋詰め機により、袋詰めしチェックを行います。
  5. 出荷

    最後に、ご注文書通りのお茶を箱詰めし、出荷いたします。お客様からのご注文は全てコンピュータに入力され間違いのない出荷を行っております。

どんなところに使われているの?

日本が誇るお茶文化の神髄は「おもてなしの心」です。人と人の心のふれあいの媒介となるお茶をご家庭にお届けしております。
  • 衛生管理

    工場に入室の際、石鹸・エタノール消毒やエアーシャワーにより衛生環境を保っています。

  • 無塵化管理

    集塵機を設置し絶えず綺麗な室内環境とフレッシュエアーを循環させています。

  • 異物管理

    ステンレスを多用し異物等が混入しないように注意を払っております。

  • 環境管理

    セクションごとに高速シャッターを設けセクションごとの環境を保っています。

  • 品質管理

    自動化する事により高品質の商品を提供できるようにしています。

  • 認定証

    日本茶鑑定士、インストラクタ-認定者が、お茶を見極め、常に高品質のお茶を提供しております。

会社概要

事業内容 茶葉の製造・通信販売
設立 1962年4月(創業江戸時代中期)
代表者 代表取締役 森田 兵衛
所在地 〒610-0231京都府綴喜郡宇治田原町立川中筋49
電話番号 0774-88-2115