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株式会社大西京扇堂

地域 京都市内, 中京区
業種 32:その他の製造業
50音 ア行

の仕事

当社は天保年間(一八三〇年~一八四三年)創業と伝わっており、 現当主は九代目を襲名。当時は屋号を大和屋と称し大和屋庄兵衛を名乗っていましたが、明治期になって「京扇堂」と改名。
古くより東海道の終点三条大橋近くに位置し妙心寺、知恩院、南禅寺など各宗本山の御用達を務め寺院扇を納めるかたわら、内外観光客の多い立地のため舞や茶道、一般の扇子などあらゆる扇子を扱うようになりました。オリジナル夏扇の「洛風扇子」は当店自慢の気品あるデザインが好評を得ています。

自慢の逸品

婦人用絹扇子 友禅染「嵯峨野」(ピンク)です。
丹後織の正絹綸子地に友禅染で京風の草花を染め上げた当店だけの伝統的オリジナル京扇子です。
伝統産業の西陣織、蒔絵などとコラボした扇子もあります。

技術者の思い

当店は何代にも渡る扇作りの経験により、京風のデザイン、図柄のみならず、閉じた扇の姿、形、手触りにまでこだわる京扇子の本質にこだわった製造を心掛けています。
なかでも親骨に“京”の一文字を彫り透し要に清水焼の玉をあしらった扇骨と、京都の名所や風物をモチーフにした「洛風扇」は半世紀以上続けて製造している当店だけのオリジナル扇子です。
  1. 扇骨製造

    扇子のデザイン、大きさ、各々の材質などの企画を行った後に、扇子の骨となる部分を主に竹を用いて加工します。
  2. 絵付け

    扇子の地紙となる部分の絵付けです。扇面に手描き絵、箔押し、印刷などを用いて絵付けを行います。
  3. 折加工

    絵付けの終わった扇面を蛇腹状に折加工を行います。
  4. 中附け

    蛇腹状になった部分に糊のついた扇骨を入れ込んでいきます。
  5. 親矯め

    扇骨の親骨となる部分を火であぶり、内側に曲げ扇の先端部分が閉じるような形状にします。

どんなところに使われているの?

夏の暑いときに、ちょっと扇子を出して扇ぐと一息つけます。また日本舞踊、能狂言、茶道など伝統的な催しなどに用いられます。
  • 店舗①

    店舗内には、様々な扇子を展示しています。

  • 店舗②

    海外からの観光客の方もよくお見えになります。

  • 坪庭

    店内の奥に坪庭があり、落ち着いた雰囲気です。

  • 表彰

    伝統工芸品の振興に貢献したことにより、経済産業大臣から表彰されました。

  • 工房体験

    京扇子についての話を交えながら扇の絵付けや仕上げ行程が体験できます。

会社概要

事業内容 扇子の製造・販売、京扇子の製造・販売
設立 1981年
代表者 代表取締役 大西庄兵衛
所在地 〒604-8036 京都市中京区三条通寺町東入ル石橋町18
電話番号 075-221-0334