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株式会社竹影堂

地域 京都市内, 中京区
業種 24:金属製品製造業
50音 タ行

の仕事

寛政年代から200年余り京都の地で、金銀銅、他、様々な金属素材で、お茶道具から香道具、装飾品、金物などなど、錺(かざり)職を続けてきました。代々技術を継承し、現7代目竹影堂 榮真が、繊細で温かみのある作品を作っています。また、ご注文に応じて幅広く制作しており、更に金工品の修理や復元も行っております。お陰様で高い評価をいただいております。

自慢の逸品

一枚の銀板から金鎚と鳥口で鎚起(叩いて成形)して作り上げる製品です。注ぎ口や蓋、取手等は部品として作り、ロウ付けで繋ぎ合せ、磨きを掛けて完成です。その全ての工程に伝統の手法を駆使して、職人が細心の注意を払った堅牢と繊細で上品さを兼ね揃えた逸品です。銀の叩きにより面積も大きく、熱伝導にも優れているため、お湯が冷めずに美味しくお茶を入れることができます。また、使い込むほど温かみが出る製品です。

技術者の思い

<鉄地 丸松葉象嵌蓋置 蓋置>
鉄地に金と銀の丸松葉を象嵌した蓋置です。鉄の表面は錆出しをして落ち着いた雰囲気に仕上げています。
黒っぽい肌の色と、金や銀のコントラストが美しい、上品な蓋置です。
  1. 材料取り

    金属の一枚板から、作るものの出来上がり寸法に合わせて、無駄の無いように鋏や糸鋸で材料取りをします。
  2. 鍛金(叩き成形)

    銀や銅の一枚板から叩き上げて立体に成形していきます。伝統的な叩き方により叩き上げします。
  3. ヤスリ掛け

    急須本体や各部品は、叩き上げた後にヤスリ掛けして形を整えます。
  4. ロウ付け

    銀ロウで急須の口、取手をロウ付けします。
  5. 磨き

    ロウ付けした製品は、バフ研磨により表面を磨き上げて完成です。(写真はパーツの磨きです)

どんなところに使われているの?

茶室やお寺、料亭、更に一般のご家庭にも幅広くご使用いただいています。
  • 販促物製作

    製品に合わせた販促物や説明書等を社内で製作しています。

  • 懇親会

    祇園祭や忘年会等、年に数回懇親会があります。春には社員旅行があります。

  • 店舗(かざりや鐐)

    竹影堂の店舗として「かざりや鐐」を併設しています。小物の飾り物を中心に販売しています。海外の方に注目されています。

  • 彫金体験 銅画作り

    ハガキサイズの銅板絵です。デザインは自由!鏨(たがね)と金鎚でトントンと点を打っていきます。お好みで金色・銀色の箔をお貼りします。額に入れてお持ち帰り頂けます。大変お手頃な価格です。

  • 京の老舗表彰

    200年以上にわたり堅実に家業の理念を守り、伝統の技術や商法を継承し、他の模範となってきた企業として表彰されました。

  • Buzip+京都で紹介

    1つひとつのものを職人の手作りで、日本の伝統文化である錺 (かざり) を守り続けています。残すことだけを目的に守られる文化ではなく、必要とされる存在として愛され続けていきたいと思います。

会社概要

事業内容 金属工芸品製造販売
設立
代表者 代表取締役 中村 佳永(よしなが)
所在地 〒604-0944 京都市中京区押小路通麩屋町西入ル橘町621
電話番号 075-241-2636