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株式会社西川貞三郎商店

地域 東山区
業種 21:窯業・土石製品製造業
50音 ナ行

の仕事

古都京都は五条坂。焼き物の窯や陶房が軒を連ねる界隈に西川貞三郎商店はあります。1917年創業以来、京焼・清水焼を中心とした陶器、磁器などを国内外に販売してまいりました。今は、先代に引き継ぎ、清水焼、および日本の伝統工芸品の販売促進に励むと共に、すぐれた日本の伝統文化を世界に紹介することに努めています。
まもなく創業100年を迎える老舗企業として、欧米はもとより、中近東、東南アジア諸国や中国、オーストラリアなど世界数十か国に京都の代表ブランド京焼・清水焼を始めとして、 茶道具華道具、 仏具、鉄製品、漆器、着物、骨董品、テーブルウェアー、ギフトアイテムなど様々な品々を輸出させて頂いております。
今後とも、日本の伝統文化に根差した新商品を開発し、国内外の皆様に満足して頂ける品をお届けしてまいります。

自慢の逸品

かより
古くから受け継がれてきたものに少し手を加えたり組み合わせたりすることで、新たな愉しみ方を見つける。そんな豊かな遊び心も京都が長い歴史の中で培ってきたもののひとつです。遊び心はいつの時代も人の暮らしや営みに華やかさを添えます。
「かより」は、京焼・清水焼の新しい愉しみ方を提案する、西川貞三郎商店のブランドの一つです。絵付けに西洋的な色合いやモチーフを大胆に取り入れてみたり、伝統的な茶具を思いがけない方法で組み合わせてみたり。新鮮な京の華やかさをお楽しみください。

技術者の思い

「現代生活の中で使える清水焼」「伝統美と使い心地の良さが調和した新しい清水焼」「清水焼を使うことで暮らしに華やかさを」 この思いと感性が3つのブランド「見立て」「貞雲」「かより」に込められえています。釉薬の重なりが生み出す無限の景色を表現する「見立て」。熟練した職人の精緻な絵付けに驚かされる「貞雲」。伝統に遊び心を加え新しい愉しみ方を提案する「かより」。これらは、職人が知恵とわざを惜しみなく注ぎ込んで、豊かな表情を持った当社独自のオリジナリティを持つ商品づくりを心掛けています。
そして、この優れた日本の伝統文化を新発想で世界に紹介していきます。
  1. ロクロ成形

    土もみした土をロクロに乗せ、手や、ヘラ、コテなどを用いて形を整えます。
  2. 下絵付け

    絵付けなどの工程に必要な硬さにするために素焼きをした後、下絵を手書きします。下絵は、筆の運びが難しく時間がかかるため、精細な図案の場合は、豊富な経験と熟練の技を要します。
  3. 釉がけ

    釉薬をかけます。釉薬には、透明なものから、焼き上げ後に様々な色や質感が現れるものまで多くの種類があり、またかける厚さによっても異なる表情が生まれます。
  4. 窯入れ

    窯入れは、使用される釉薬や求める風合いによって温度と時間を細かく調整します。また金彩や銀彩を施す場合、絵付けと窯入れを何度も繰り返すため多くの手間と時間を要します。窯から出した後、出来上がりを入念にチェックします。

どんなところに使われているの?

自然の美しさや季節の移ろいを豊かに表現する日本料理において、うつわは料理と同じほどに大きな意味を持っています。料理はもちろん季節や場にあわせて、異なる色、形、手触りを持ったうつわを選ぶ。そしてそれらが見事に調和してこそ、日本料理はその美しさを極めます。 又緑茶や抹茶をはじめとするする日本茶が世界的なブームになっている昨今京焼・清水焼は現代生活において世界中のお茶のある日常の風景を美しく彩ることが出来ます。
  • 成形作業

    陶磁器の形を作る工程を行います。職人が、ロクロを使用したり、ロクロなしで手で行った後、素焼きしたものを再度ヘラ、コテなどで成形を行っています。

  • 絵付け作業

    絵付けを行うエリアです。商品の最終的なデザインがこの作業で決定します。

  • 店舗

    お客様に、自由に見ていただき、商品の良さを感じていただけるよう工夫しています。

  • 事務所

    会社全般の総務・経理などの事務作業を行います。

  • 梱包・出荷部門

    1点1点を丁寧に梱包して出荷します。

  • 当社の主な商品

    様々な商品がありますが、写真はその一例です。

会社概要

事業内容 京焼・清水焼の製造卸、伝統工芸品などの輸出など
設立 1941年
代表者 代表取締役 西川加余子
所在地 〒605-0841 京都市東山区大和大路五条上ル山崎町377
電話番号 075-541-5191