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近畿シコー株式会社

地域 山城, 久世郡
業種 18:プラスチック製品製造業
50音 カ行

の仕事

紙加工からスタートし、プラスチックの成形加工へ。2017年に創業70年を迎えますが、その時々の新しい材料をいち早く取り入れ、包装資材の可能性を探ってきたのが近畿シコーです。箱の内容物が見えるプラスチック透明蓋を真空成形で製造したのは昭和29年のこと。紙とプラスチックの複合パッケージは画期的な製品として注目されました。プラスチックはその後あらゆる分野で既存の素材に取って代わるようになり、当社の事業内容もプラスチック容器の製造販売に特化。お客様のご要望をカタチにする、暮らしを便利に変える様々な製品を世に送り出してきました。

自慢の逸品

高品質な食品関連製品等を安定供給します。内容物をクリアに見せる透明性、高い保存性や衛生性、また訴求力を増す多色印刷など、食品容器分野でも当社は様々なご要望にお応えしています。高速・高精度成形により、中・大量需要への対応力も充分。品質はもちろん、短納期化や優れたコストパフォーマンス性が信頼にむすびついています。

技術者の思い

発想を限定しないのが近畿シコーの製品開発の考え方です。機械に止まらず材料そのものから検討する、アイデアや技術を他分野にも応用するなど、経験に培われた相対的かつ柔軟な発想で、持てる技術と情報を複合化し、成形の可能性を開拓しています。連続捲物成形品、短繊維不織布製品、各種プレミアム製品など、近畿シコーだからこそ成し得た製品は多岐に及びます。
  1. 相談・検討・図面作成

    どのように使用されるか。どんなイメージをお持ちなのか。ご相談時には技術担当も同行。見積りを提出後、金型などの製品図面を作成。「3D-CAD」でより分かりやすい立体図面の作成を行います。
  2. 試作品・規格書作成

    試作成形を行い、お客様に確認します。問題があれば、再度金型等を修正して形状承認を得ます。規格書作成寸法、形状、フランジ精度など、本型作成の「規格書」を作成します。
  3. 本型製作・初期品立会チェック

    本型を作成し、実際に使用する資材シートを用いて試作成形を行います。初期品 立合チェック品質とともに印刷ズレや色等も確認。問題がある場合は金型や「規格書」を修正し最終確認を行います。
  4. 製品化

    本ラインでテスト生産を行い、安定するまで数値を管理。その後本生産を行い量産します。

どんなところに使われているの?

食品・日用品・家電・産業資材・精密機器等、様々な分野で活躍しています。
  • ロータリー真空成形機

    1テーブル成形するのが通常の真空成形機ですが、ロータリー機は3テーブルを装備。1台で単発真空成形機の約3倍の生産能力を発揮します。金型費用も安価で、小ロット・多品種、深絞り成形にも対応。汎用性が大変高いのが特徴です。

  • 連続真空圧空成形機

    真空と同時に反対面から最大6気圧/cm²を加えて成形。金型に圧空密着させることで、シャープな成形品を作り出せる量産機です。低温でも成形できるため、結晶性シートなどは透明性が保持できます。

  • 熱板加熱式圧空成形機

    多色印刷されたシートを簡単に位置合わせ。輻射加熱では収縮してしまう材料や定位置印刷シート成形に適した成形機です。透明性を重視する食品容器の蓋やブリスター容器など、OPS(二軸延伸ポリスチレン)シート成形に多く用いられています。

  • 低発泡ヤングカップ成形機

    米国ヤング社製のEPS(発泡ポリスチレン)カップ専用成形機です。6オンスから16オンスの各種サイズで成形。高精度のキャビティから排出されたカップは、エアーシューターでインスペクターに送られ印刷工程に回ります。

  • 不織布成形機

    スパンボンド(長繊維不織布)を成形するために、当社の技術を反映させた特殊専用装置です。成形機はもとより、素材の特性に適した金型の設計開発にもノウハウを有しています。

  • 丹波工場

    京都府船井郡京丹波町高岡吹橋7に当社の丹波工場がございます。

会社概要

事業内容 プラスチック容器製造業
設立 1949年12月06日
代表者 代表取締役社長 北村 貴子
所在地 〒613-0034 京都府久世郡久御山町佐山双栗41
電話番号 0774-45-0541