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株式会社人文書院

地域 | 京都市内, 伏見区 |
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業種 | 41:映像・音声・文字情報制作業 |
50音 | サ行 |
我社の仕事
弊社は、創業(1922年 大正11年)以来80数年にわたり、京都において地道な出版活動を行ってきました。「人文書院」の命名は京都帝国大学医学部教授の今村新吉によるように、戦前は、心理学書を中心に文学書(国文)などを主に出版し、京都大学をはじめとする大学都市の地の利を生かした、文学・哲学・宗教関係など人文科学系の学術的、啓蒙的な書物を刊行していました。現在、仏・独の哲学思想の紹介の他、フロイト著作集、ユング・コレクションをはじめとする心理学・精神医学などの翻訳書を一層充実させる一方で、宗教、歴史、民俗、人類学等の人文書の他、芸術、自然科学書にも視野を広げ、日本の著者による注目すべき作品・論考を意欲的に出版しています。また最近は、アクチュアルな問題意識を持った社会学書にも関心の領域をひろげています。
自慢の逸品

弊社創業以来の大ベストセラーである、J-P・サルトルの『嘔吐』を一番におすすめします。サルトルはフランスの哲学者、思想家であり、第二次大戦後の世界に実存主義ブームを巻き起こした時代の寵児でした。彼が最初に記した小説『嘔吐』は、彼の思想のエッセンスがすべてこの本に込められていると言って過言ではありません。そしてその『嘔吐』を日本で最初に正式翻訳したのが人文書院であり、彼の著作とともに弊社の出版活動は隆盛を迎えたのです。現在、翻訳を読みやすく改め、より求めやすい価格にした『嘔吐 新訳』が書店の店頭に並んでいます。
技術者の思い

弊社は本を作るときに、売れることはもちろんですが、できるだけ読者に新鮮で、よい影響を与える出版活動をすることを心がけています。出版社で肝となるのはやはり編集部で、編集者はいち早く情報をキャッチし、書き手に対してアプローチをかけなければなりません。その書き手を探すのが大変で、東京の大手出版社に先回りをされたり、何度も会ったのに忙しくて結局書いてもらえないこともしばしばです。しかしその大変さを乗り越えたときにこそ良い本ができると思っています。
製造プロセス
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打合せ
多くの読者に読んでもらうために、またどのような本にするのかの企画を著者と打ち合わせを行います。 -
原稿依頼
企画に沿って原稿の作成依頼します。 -
校正
出来上がった原稿の誤字脱字などの校正を行います。 -
印刷
本文の印刷を行います。これはまだ製本されていない状態の本文です。 -
製本
製本された状態です。
どんなところに使われているの?

全国の書店(主に大型書店)や図書館、大学などにおかれています。
ものづくりを支える仕事
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営業部門
全国の書店様との営業活動を日々行っています。
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編集部門
売れる本に仕上げるまで、著者との打ち合わせ、編集・校正などを行います。
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書庫
製本して、これから書店様や図書館などに出荷します。
会社概要
事業内容 | 図書出版業 |
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設立 | 1922年(創業) |
代表者 | 代表取締役社長 渡辺 博史 |
所在地 | 〒612-8447 京都府京都市伏見区竹田西内畑町9 |
電話番号 | 075-603-1344 |