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株式会社永楽屋 細辻伊兵衛商店

地域 京都市内, 中京区
業種 11:繊維工業
50音 ア行

の仕事

永楽屋細辻伊兵衛商店は、江戸初期(元和元年、1615年)から400年以上続く日本最古の綿布商です。
現在は、古典的な文様だけでなく、近代的なデザインの手ぬぐいや、風呂敷等を展開しており、幅広くご愛顧いただいております。
「永楽屋 細辻伊兵衛商店(株式会社永楽屋)」という名の由来は、戦国時代の覇者織田信長公の御用商人として鎧下の絹織物を納め、永楽屋の商標と共に細辻姓を拝領したことに由来しております。
その後江戸初期の元和年間(1615~24)に創業して以来、14世にわたって綿布商を営んでおります。
当店では実際に明治初期から昭和にかけて生産、販売された手ぬぐいをここに再現し、「町家手拭」として皆様のお手元にお届け致します。

自慢の逸品

明治から昭和初期にかけて製造・販売されていた手ぬぐいを、型友禅の技法を活かし忠実且つ丁寧に復刻した「町家手拭」の数々をはじめ、モダンなデザインの手ぬぐいを多数販売しています。
張子の犬の図柄は「桃太郎」と言う名前で昭和初期に製作されていたもの。足元に猿とキジ、背中に歌舞伎の隈取りを施した桃太郎が乗ったデザインで、永楽屋のシンボルマークとして社章にもなっています。

技術者の思い

永楽屋では、オリジナルの商品の企画、デザイン、製造、販売、店舗運営までを一貫して自社で賄っています。京友禅の型友禅工程と同じ高度な技術で染め上げるこだわりのものや、アーティストとのコラボレーションから商品化された風呂敷など、時代を切り取ってきたものを自由な発想で次代に伝えています。すべて日本で製造しており、生地にもクオリティを追求し、展開しています。
  1. 企画・デザイン

    コンセプトやニーズに基づいて、創る商品の企画・デザインを行い、イメージの打ち合わせや確認などを進めていきます。
  2. 生地づくり

    提携工場で小巾用織り機を利用し、オリジナル生地を織り上げていきます。
  3. 検品

    シミや汚れ、破損などがないか念入りに検品を行います。クリアしたものだけが商品化されていきます。
  4. 加工

    素材や商品、デザインによって染料の種類や染め方も異なります。その後、商品に合わせて生地をカットし、加工を行います。
  5. 店頭販売

    季節商品や新商品など、販売コンセプトに応じたディスプレイで各店舗にて販売されます。

どんなところに使われているの?

日常使い用はもちろん、インテリアとして「額装手拭い」なども扱っています。色々なデザイン・バリエーションのものが店頭に並びます。
  • 永楽屋細辻伊兵衛商店

    明治から昭和初期にかけて当社が実際に生産販売していた手ぬぐいを復刻し、当時よりも高品質で安定したモノ創りを行っております。最近では十四代新柄も発表しております。

  • RAAK

    十四代当主が立ち上げた手ぬぐいブランド「RAAK」は「京都(洛)から発信する」という意味が込められ、手ぬぐい、ガーゼ手ぬぐいマフラーを中心に新たなる和のファッション小物と共に展開しております。

  • 伊兵衛Ihee

    帆布鞄専門店。創業1615年の木綿織商伊兵衛が歴史と技術で高品質に染め上げられた帆布で鞄を創っております。特に高品質に染め上げた帆布が特徴です。

  • 伊兵衛ENVERAAK

    風呂敷専門店。「包む」をテーマにしたブランドで風呂敷を中心に取り扱っております。ブランドキャラクターのももんがは風呂敷をイメージして創作しました。

  • 永楽屋町家手拭ギャラリー

    「永楽屋細辻伊兵衛商店」の2階では、明治から昭和初期にかけての貴重な手ぬぐい現反をそのまま展示しています。復刻されている手ぬぐい図案の多くがこの現反を基に製作されています。

会社概要

事業内容 染織商品製造および販売
設立 1959年4月1日 / 【創業】 1615年(元和元年)
代表者 代表取締役  細辻 伊兵衛
所在地 〒604-8174 京都府京都市中京区室町通三条上ル役行者町368  
電話番号 075-256-7881