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粟津練染工業株式会社

地域 | 山城, 宇治市 |
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業種 | 11:繊維工業 |
50音 | ア行 |
我社の仕事
当社は、大正2年(1913年)に創業し、今に至っています。綿を主体とした、織物の精練・漂白加工を行っています。近年では、環境対応を考慮した非塩素系漂白技術をベースとした晒加工の生産を中心に各種事業展開を行っています。
自慢の逸品

処理する前の生地は黄味がかった色をしています。この生地を薄地(ガーゼ)から厚地(キャンパス)まで広範囲の織物を細かい汚れを除去し、真っ白にすることが得意です。業界用語でいえば、処理前の生地に精練・漂白・整理加工をおこない生地を真っ白にします。また、真っ白にするだけでなく生地表面状態の細かい繊維くず的なものも除去して整えます。そして、この生地の素材が本当に多種多様な用途に使用されています。
技術者の思い

最近では、生地は海外からのものが約60~70%を占めるようになり、そのような素材に対しても安定的に精練・漂白を行います。薬品を調整しながらその生地にあった最適な薬品の種類・量や生地の移動スピードなど微妙に調整します。写真は1994年に日本で初めてスイスより輸入した巻き取り方式の精練漂白装置です。この装置により薄地の精練漂白が可能となりました。
製造プロセス
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準備
納入された生地は短いので、自動機にて流すことができるように自動ミシンで生地と生地をつなぎます。 -
精練・漂白加工
生地の油分、ごみや汚れの除去、また、生地の伸縮を防ぐ処理、プリントする場合発色しやすくなるように処理します。(写真は、漂白前の状態です) -
整理
生地の乾燥、蛍光染料を塗布したりします。(漂白後となりますのでl白くなっているのがわかると思います) -
検査
生地表面に綿くずなどがないか検査を行います。
どんなところに使われているの?

この生地から、本当にさまざまなものに使用されています。ハンカチや巾着袋、絆創膏などの医薬品や人気アニメのグッズ、また産業用としてプリント基板など数え上げたらきりがないほどです。
ものづくりを支える仕事
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準備工場
自動ミシン、手動ミシンの2種類で業務を行っています。
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精練工場
各種装置に生地をセットし、毛焼き、漂白、シルケット加工などを行います。
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整理工場
生地加工の最終工程となります。
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仕上げ工場
生地の検査を行うエリアです。
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生地の検査を行うエリアです。
加工された生地を保管し、ここから出荷します。
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営業・管理事務部門
営業・経理・総務など会社全般業務を行います。
会社概要
事業内容 | 織物の晒・整理業、綿を主体とした短繊維織物の精練・漂白加工事業 |
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設立 | 1952年 |
代表者 | 代表取締役 粟津 岳彦 |
所在地 | 〒611-0043 京都府宇治市伊勢田町井尻53 |
電話番号 | 0774-45-0111 |