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桂甫作 安藤人形店

地域 | 京都市内, 上京区 |
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業種 | 32:その他の製造業 |
50音 | ア行 |
我社の仕事
明治36年創業の有職雛人形司、京人形師として第一人者である初代が現在に通じる有職雛人形を考案し創作しました。 当代が京人形組合の創立に携わり、宝鏡寺を人形寺とした一人です。現在、桂甫作 安藤人形店は、京の雛人形の伝統を守りながら、新しい感覚の作品を生み出しています。特別ブランドの京雛にふさわしい趣と深みを出すため、袖丈が長く、衣装のために布をたっぷりと使った重厚な仕立てをし、特に殿と姫との色合わせにこだわり、その一体感が桂甫作のオリジナルです。手の位置が高く、殿も姫も均整を保ち、衣装の十二単が豪華で美しく、どこから見ても古式ゆかしい雅な宮廷文化を思わせる最高の芸術作品です。
自慢の逸品

雛人形、五月人形に関しても自慢したい商品がありますが、今力を入れているのが安藤人形店オリジナル「京都発、モダンな おひなさま」です。まとう衣装はシンプルで鮮やか、きっぱりとした一色。現代の生活に溶け込むお姿です。季節も、飾る場所も、飾る方のお歳も性別すら選びません。還暦祝い、開業祝、お誕生日の贈り物、自分への褒美などの大切な記念の品としてや、還暦(60歳、赤)・古希(70歳、紺)・喜寿(77歳、黄)・百寿(100歳、ゴールド)・米寿(88歳、ベージュ)などのご長寿雛として購入いただいています。
技術者の思い

当社の人形作りの技術において、2007年春の褒章に際しまして、はからずも黄綬褒章を拝受の栄に浴しました。5月16日には厚生労働省にて褒章の記・褒章の伝達を受け、引続き皇居に参内し、豊明殿に於いて天皇陛下に拝謁の栄誉とともにお言葉を賜り、感激の極みでございました。また、平成13年11月に安藤桂甫(忠男)が「現代の名工」卓越した技能者として厚生労働大臣より表彰されました。この賞は,我が国最高水準の技能を有し他の技能者の模範たるとふさわしい卓越した技能者にのみ与えられるものです。
製造プロセス
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反物準備
高級な西陣織、有織の唐織り、佐賀錦など最高級の布地がいっぱいです。 -
胴体の制作
手前にあるのは、お殿様の下袴をはかせた胴体です。 -
衣装部門の女性たち
右手前の女性は五枚重ねの裾を作っており、左手前の女性は五枚重ねの袖を作っております。 -
腕織り
大切な腕織り(かいなおり)をしているところです。 -
仕上げ
頭もさしてできあがったおひなまに、雛人形作家として、「いく先々でお嬢様の健やかなる成長と幸せを見守ってね」と語りかけているところです。
どんなところに使われているの?

雛人形、5月人形、還暦雛、市松人形などをメインンに各々、いろいろな人形があり、皆様に喜ばれています。
ものづくりを支える仕事
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店舗
店舗外観です。
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雛人形展示エリア(2F)
雛人形、還暦雛、五月人形などを多数展示しています。
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1F展示エリア
店舗に入っていただくと、市松人形やおぼこ人形などを展示しています。
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作業エリア
1Fの店の奥が作業エリアです。ここで、種々の人形を日々製作しています。
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オーダー雛人形
お客様の顔から作るオーダ雛人形です。誕生日・還暦・長寿・記念品・ご両親へのプレゼント・出世・ご昇進のお祝いとして売れています。
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外国王室訪問
雛人形の関係で平成19年2月にタイ国王を訪問、平成26年3月ベルギー王室を訪問、京都迎賓館に雛人形の展示など数々の名誉をいただきました。
会社概要
事業内容 | 雛人形・五月人形・人形の製造・卸・小売り |
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設立 | 1903年創業 |
代表者 | 安藤 忠男(二代目 桂甫) |
所在地 | 〒602-8034 京都市上京区油小路通丸太町上る273-2 |
電話番号 | 075-231-7466 |