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山岡善昇窯
地域 | 左京区 |
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業種 | 21:窯業・土石製品製造業 |
50音 | ヤ行 |
我社の仕事
当社は京焼清水焼の製造を全工程一貫生産する窯元です。主に、茶道具・和食器・和装小物等、土でつくれるほとんどのものを製造しております。また、他社商品の絵付けや、素地の提供も行っており、京都におけるやきものの製造や発展で、お役に立つことは何でも承っております。
自慢の逸品
初代当主「善昇」のデザインは斬新かつ繊細で、絵の細かさ、写実さ、色の表現に優れています。それらに加えて新たな技法・原料を開発し、何度もテストを繰り返して製造に至っております。当職人全員がこれらの製造理念を継承し、自信をもってお客様の手元へ送り出しております。
技術者の思い
一つの作品を一から完成させるには、お客様に気に入っていただくだけでなく、口に入る器の製造において、安全かつ丈夫でなければいけません。素地作りにおいては欠けにくい、口当たりのよい、持ちやすいものを。絵の具に関しては鉛の少ない、またはまったく使わない器つくりを徹底しております。これらのことはデザインと同様に重要な技術革新を目指しております。
製造プロセス
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ろくろ工程
職人が一つ一つ手作りで作業しております。寸法や内側の形状はこれで決まります。「水引き」といいます。 -
乾燥~削り仕上げ工程
ろくろで作った後、外側裏側を削れる硬さまで自然乾燥させます。乾燥後、金属のかんなを使って外側裏側を仕上げます。マグカップなどのもち手もこの時取り付けます。 -
乾燥~素焼~釉薬掛け~本焼き
十分に乾燥させ素焼き(800℃)を行います。下絵を描く場合はこの時点で行います。表面をガラス化させるために釉薬を掛け、本焼き(1230℃)します。 -
上絵付け工程
上絵付けに入ります。この工程も一つ一つ手描きします。同じものをいくつも手描きするのに「撚糸(ネンシ)」というものを使います。 -
上絵付け焼成~完成
色を塗り重ねる場合、何回かに分けて上絵付け焼成を繰り返します。検品をしてようやく完成・出荷します。
どんなところに使われているの?
主に茶室でご使用いただいています。他に料亭、レストラン、一般のご家庭にも良く使用されています。
ものづくりを支える仕事
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職人育成
この業界も後継者不足に陥っております。やりたい人は結構いるのに、好きな作品を作るだけではないので、プロ職人として続かない人も多いですが、職場の雰囲気作りから、技術・人間性・忍耐力を育成するよう努めております。
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初代当主 陶暦
昭和34年 京都府立陶工職業訓練所卒業
昭和44年 善昇銘を受け独立
平成14年 伝統工芸士認定、受賞歴多数 -
現代表 山岡善高
京都陶工訓練校(当時名)卒業後、主に素地作りを担当し、得意分野は茶道具。当窯の素地はもちろん、他社への素地提供を含め作陶数は豊富です。善昇・善高の商品は全国の陶磁器小売店・百貨店、ネットショップ等でご購入いただけます。