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株式会社プラウド

地域 | 京都市内, 西京区 |
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業種 | 27:業務用機械器具製造業 |
50音 | ハ行 |
我社の仕事
株式会社プラウドは、京都大学と株式会社村田製作所の産学連携活動の成果を実用化することを目的に2015年から本格的に活動を開始しました。塑性加工が不可能とされてきた脆性材料である赤外線透過単結晶のプレス加工を実現することで赤外線レンズ(可視光カット)のコストダウンと非球面レンズなど複雑形状の加工を可能にします。さらに、パルス通電加熱法による光学特性の改善や表面改質など未解明な点について京都大学との共同研究を推進し解明を図ります。
自慢の逸品

株式会社プラウドは、パルス通電加熱法を応用した半導体結晶体のプレス加工と品質改善を追究しています。
<通電加熱法による製品の特長>
①ガラスレンズ成形用の型が使用できます。②加圧成形による結晶内部の欠陥発生を抑制できます。③単結晶材料に成形型の形状転写、面転写(インプリント)が可能です。
<製品適用例>
赤外透過光学レンズ(単結晶ゲルマニウム、単結晶シリコンレンズ)、赤外線透過光学レンズユニット(単結晶ゲルマニウム、単結晶シリコンレンズ)
<通電加熱法による製品の特長>
①ガラスレンズ成形用の型が使用できます。②加圧成形による結晶内部の欠陥発生を抑制できます。③単結晶材料に成形型の形状転写、面転写(インプリント)が可能です。
<製品適用例>
赤外透過光学レンズ(単結晶ゲルマニウム、単結晶シリコンレンズ)、赤外線透過光学レンズユニット(単結晶ゲルマニウム、単結晶シリコンレンズ)
技術者の思い

<通電加熱法とは>半導体単結晶(単結晶ゲルマニウムや単結晶シリコン)に加圧力を加えながら大電流を印可することで、600-900℃でプレス加工する技術です。研削研磨法でしが加工できなかった赤外線透過型光学レンズのモールド成形を実現します。<単結晶シリコンレンズの適用拡大>赤外線カメラは、2025年市場投入を目指す高度自動運転(レベル4)に必須な機能で大衆車に搭載可能な価格へのコストダウンが強く求められています。弊社は、安価な単結晶シリコンについて、モールド成形技術と特性改善技術を駆使してその達成を目指します。
製造プロセス
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営業
ご希望のレンズ特性に対して、通電加熱法の特長とプロセス等をご提案いたします。 -
設計
協力会社と協働して、弾塑性構造解析、収縮、熱伝導、応力等各種条件を基にシミュレーション解析をおこない、レンズ型や治具等をCADで設計します。 -
金型製造
協力会社でマシニングセンター等により精密金型を製造します。 -
通電加熱成形
加圧圧力と電流を流して成形します。何回も実験し、最適な条件を選択してから製造します。 -
反射防止コーティング
協力会社で反射防止膜やDLC(Diamond-like Carbon)膜を形成後、形状と性能を検査します。
どんなところに使われているの?

赤外線カメラはローエンド商品ではエアコンや見守りシステム、ハイエンド商品では車載用ナイトビジョンや重要施設監視に使用されます。
ものづくりを支える仕事
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モールド成形技術
弊社の技術は赤外線レンズの材料である単結晶ゲルマニウム、単結晶シリコンの加工を硝子レンズと同じようなモールド成形でおこなう世界初の技術です。
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工法開発
モールド成形を実現するため材料に数百アンペアの電流を流しながら加圧成形する通電加熱法、直接通電加熱法を開発し国内、海外で特許取得しています。
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低欠陥成形
大電流印加により、低温成形の実現とともに変形による欠陥発生を抑え低欠陥成形を実現します。
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単結晶シリコンの透過率改善
国内で大量生産されている単結晶シリコンを使用した赤外線レンズを実用化するためモールド成形と同時に9um(赤外線領域)の透過率を改善する技術を開発しました。
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産学連携
京都大学と共同研究契約を締結し、大学では低温変形や特性改善のメカニズム解析に取り組んでいます。
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展示会
国内の赤外線に関連したフォーラムでの技術発表や展示をおこなっています。
会社概要
事業内容 | パルス通電加熱法の技術開発、商品開発、受託実験、技術調査 |
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設立 | 2011年1月 |
代表者 | 代表取締役 八戸 啓 |
所在地 | 〒615-8245 京都市西京区御陵大原1-39 京大桂ベンチャープラザ南館2201室 (株)シンターランド京都SPS開発センター内 |
電話番号 | 075-925-5528 |