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泉電熱株式会社

地域 山城, 八幡市
業種 29:電気機械器具製造業
50音 ア行

の仕事

泉電熱株式会社は産業用ヒーターのメーカーで主に"シーズヒーター"と呼ばれる金属パイプに発熱体と絶縁粉末を入れたヒーターを製造・販売しています。「そんなものが私たちの暮らしに関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実は皆さんの身近にあります。目に見えない所で使われることがほとんどですが、飲食店やスーパー、学校、病院、オフィスなど様々な所で私たちの生活を支え豊かにしてくれています。

自慢の逸品

ほとんどの製品がオーダーメイドの自慢の逸品です。ヒーターが温めるものは、水・油・薬品・空気など様々で使用する環境もバラバラです。大きさも片手で持てるサイズから大人の身長より大きいヒーターまであります。さらに形もシンプルなもの、複雑に曲げ加工が施されたもの、部品がたくさん付属したものなど本当にバラエティー豊かです。

技術者の思い

私たちが多種多様な需要に応えることができるのは、50年以上お客様の声に耳を傾け試行錯誤することで育まれた製造技術と製品知識があるからです。基本的にライン作業ではなく、10以上ある工程それぞれが自分たちで考えながら仕事を進めるので、学びが多く経験とともにスキルも身についていく環境です。さらにこのノウハウを発展させられるように、部署の枠を超えた継続的な改善活動にも積極的に取り組んでいます。
  1. 設計技術

    お客様から頂く様々な仕様のヒーターを設計し「どうやって製造するか」までを考えます。今までやったことのない形状や製造方法も色々工夫して要望に応えています。
  2. 製造①

    まずは発熱体の加工や外観となるパイプの切断、絶縁粉末の充填など全製品共通の作業を行いヒーターの基礎を作っていきます。
  3. 製造②

    後半は曲げ加工や溶接、組立などの作業を行いますが製品一つ一つで作業内容は千差万別。一見似た製品でも加工内容が全然違うこともあります。
  4. 検査

    製品が完成したら出荷前の最終検査を行います。寸法が間違っていないか、電気異常はないか、キズはないかなどを社内認定試験をクリアした検査員がチェックします。
  5. 出荷

    最後に出荷梱包を行います。ヒーター形状が様々なので梱包に使用する段ボールの大きさも様々。とても長い製品は段ボールを繋ぎ合わせて梱包することもあります。

どんなところに使われているの?

飲食店の調理器具の熱源、学校・オフィスの空調設備の部品、スーパー・コンビニのショーケースの霜取り用、半導体製造の工場設備の部品など様々な場所で使用されています。
  • 生産管理

    ヒーターの納品スケジュールを作成・管理してヒーターを出荷するまで製品を見守ります。製造現場でトラブルが起これば迅速に対応し、改善活動のサポートも行います。

  • 品質管理

    製品品質の維持・改善に取り組みます。不良品が発生したときはその原因を究明し、現場作業員と一緒に再発防止策を考えます。その他新材料の検証テストやクレーム対策も行います。

  • 資材・調達

    ヒーターを完成させるために必要な部品や、作業で必要な備品の発注・管理を行っています。どちらもヒーターを製造するうえで本体と同じくらい重要なものです。

  • 工務・設備保全

    製造現場の設備が止まらいように、修理や計画保全・予防保全を行います。他にも安全や効率化を目指した設備改造、設備導入、治具作成なども行う工場の「何でも屋さん」です。

  • 各種改善活動

    部署の垣根を超えたメンバーで構成された小集団活動です。作業改善のお手伝いや安全・品質に関する勉強会の実施、社内新聞の作成などを行っています。

  • ISOの取得

    品質ISO9001・環境ISO14001の認証を取得しています。「安心して使って頂けるヒーターをお客様に届けたい」という社員一人ひとりの努力や改善活動の成果だと考えています。

会社概要

事業内容 産業用電熱ヒーター各種の設計・製造販売
設立 1971年12月9日
代表者 城之園 竜介
所在地 〒614-8104
京都府八幡市川口東頭1番1号
電話番号 075-983-2111